10.粋すじ
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アカギから勢いよく飛び出したその白い液体を舐めとるため、舞美は舌を出した。が、
「東雲、もう良いよ」
とアカギに止められる。
「……へ?」
「これ以上続けると……止めどころを失うぜ」
「止めどころ?」
「今はとりあえず十分」
え、もういいってこと?
ぽかんとアカギの顔を見ていると、彼はさっさとそれらを始末し、服も整えて、すっかり元どおりになってしまった。こうして、意外にもあっけなく事を終えたものだから、舞美は自分だけ1人置いていかれたような気分になる。
自分ももそもそと胸元を隠して服装を整えながら、何か納得がいかない。
(確かに、最初に拒んだのはわたしだけど……)
でも、まだ舞美の体は満足感を得ていない。アカギはそれに気がついているのかいないのか。どちらにせよあまり気にする様子はないようだ。
まだ体は火照っていて、こんなにも目の前のアカギを欲しているのに、届かない。
そして、アカギは欠伸を1つ。「もう寝るか」などと、本当に何事も無かったかのように呟いた。舞美は仰天してしまう。
男って、みんなこういう風なの?
一回出したら、ほとんど別人のように態度が変わっちゃうの?
さっきまでこっちにお熱だったのに。
舞美にはもう、アカギの心理が分からない。
「布団、ここだって言ってたね」
マイペースと言うべきか、早速押入れから布団を引き出すアカギは流石としか言い様がない。
「ん……1組か」
オマケに、舞美はいくつも布団を持ってなどいなかった。客人なんて来る予定がなかったものだから。
「あ。わたし向こうで寝るから大丈夫」
「女を地べたに寝かすなんてできない」
「え、でも」
客人を床に寝かせるなんてもっとできない。特にアカギだったら尚更だ。
気難しい顔の舞美。
すると、アカギが嬉しい提案をしてきた。
「……あんた、オレと一緒の寝床じゃ嫌?」
「東雲、もう良いよ」
とアカギに止められる。
「……へ?」
「これ以上続けると……止めどころを失うぜ」
「止めどころ?」
「今はとりあえず十分」
え、もういいってこと?
ぽかんとアカギの顔を見ていると、彼はさっさとそれらを始末し、服も整えて、すっかり元どおりになってしまった。こうして、意外にもあっけなく事を終えたものだから、舞美は自分だけ1人置いていかれたような気分になる。
自分ももそもそと胸元を隠して服装を整えながら、何か納得がいかない。
(確かに、最初に拒んだのはわたしだけど……)
でも、まだ舞美の体は満足感を得ていない。アカギはそれに気がついているのかいないのか。どちらにせよあまり気にする様子はないようだ。
まだ体は火照っていて、こんなにも目の前のアカギを欲しているのに、届かない。
そして、アカギは欠伸を1つ。「もう寝るか」などと、本当に何事も無かったかのように呟いた。舞美は仰天してしまう。
男って、みんなこういう風なの?
一回出したら、ほとんど別人のように態度が変わっちゃうの?
さっきまでこっちにお熱だったのに。
舞美にはもう、アカギの心理が分からない。
「布団、ここだって言ってたね」
マイペースと言うべきか、早速押入れから布団を引き出すアカギは流石としか言い様がない。
「ん……1組か」
オマケに、舞美はいくつも布団を持ってなどいなかった。客人なんて来る予定がなかったものだから。
「あ。わたし向こうで寝るから大丈夫」
「女を地べたに寝かすなんてできない」
「え、でも」
客人を床に寝かせるなんてもっとできない。特にアカギだったら尚更だ。
気難しい顔の舞美。
すると、アカギが嬉しい提案をしてきた。
「……あんた、オレと一緒の寝床じゃ嫌?」