そのまま少し、奥まで咥え込んでみる。アカギは「ふ、」と息を漏らし舞美はその様子に満足しながら舌を動かす。アカギも負けじと舞美の弱い部分をくるくると煽ってくる。そこはじんじんと熱くなり、自分でもわかるほどとろとろと新しい愛液が奥から湧き出てくるのがわかる。それがまた興奮するのだ。

唾液で光るアカギのソレを、舞美は愛おしそうに見た。もう固さは充分。本当にあとはいれるだけなのだ。

「まだ……？」

アカギの言葉に舞美は口角を上げた。今の言葉はほとんど降参に近い。

「アカギ、もう我慢できないの？」

手をゆっくり動かしながらいじわるに聞くと、アカギはじとっとした目をしながら小さく頷いた、ような気がした。

「えっ、何今の……かわいすぎるんじゃない？」
「うるさい……」

素直になりきれないアカギを赦してあげよう、と思って舞美は上にまたがり、ソレを自身の入り口にあてがった。仕方ないなあ、という体（てい）でゆっくりと中へ入れてみる。

「んっ……」

小さく声が漏れる。まだまだ全部入っていないが、いれるのといれないとではなんだか全く雰囲気が異なる。もう1つになりかけている。

アカギが舞美の腰を掴んだ。

「ダメっ」

舞美がたまらず言う。何がダメなんだと言いたげに片眉を上げるアカギに首を振る。

「わたしがいれるからっ、落とさないで」
「……わかった」

それでも腰から手を離さないアカギ。本当は思いっきり舞美を上から下にばちゅんと貫きたいだろうことが見えて透ける。

舞美はのろのろと腰を落としていく。

「あ、あっ！」

すんでのところで、舞美は快感と重力に負け、自分で尻を落としてしまった。

完全にアカギのモノがお腹に入り、いつもの夜の刺激を思い出させる。きゅ、と無意識のうちにナカを締めたことに気がついて自分でもわけがわからなくなった。

試しにまた腰を上げて落としてみるが、気持ちいいのと怠慢が混じりもう動きたくない。別に舞美は動かなくたってじんわり気持ちいいわけで、今は動くことに必死になれない。

「もう動いていい？」

アカギの言葉を否定する前に、彼は下から舞美を突き上げた。

「んっ……！！」

思わず目をつむり口までつぐんだ。
それをいいことに、アカギは舞美を自分のモノにする。