舞美はそのままゆっくりと、アカギの雄の部分を解放してみる。少し下着に反発して勢いよくそそり立っているソレはいつ見ても官能的でどんな女も魅了してしまうような魔力がある。

すりすりと手のひらで愛おしそうに撫でてみる。今回はあくまでも自分が攻めているのだし、さっさとアカギを弱らせたい。

「舐めちゃおうかな。迷っちゃう……」

ちらりとアカギの目を見て言う。彼は好きにすれば、と言いたげだが、舞美の予想ではアカギは舐められるのがかなり好きだ。顔を近づけてみてそれでも「どうしようかな、」と迷っているフリをする。きっとアカギは内心やきもきしているだろう。

ぎゅ、と握るとソレがびくりと動いた。

「いつもより興奮してる？」

と聞きながら両手でそれを包んでみる。

「さあ……そうかもね……」

そうだよね、と言って先っぽの部分をちろちろと舐めた。これだけじゃじれったいはず。そこからまるで口に含むような動きをしながら、まだ欲しい刺激は与えてやらない。

「あんたのも触らせなよ」

とアカギが手を伸ばし誘導してくる。
まあこのくらいはいいかと思い、からだを預ける。尻をぎゅうと揉まれ、下着の上から穴の部分をすりすりと優しく擦られる。刺激としては足りないのに、その仕草があまりにも女を煽るもんだから、どんどんその部分のシミが広がっていく。そんな気がする。

「変わんないね、あんたも」

なんだか悔しくて、今度こそ先っぽを口に含んだ。アカギはふうと息をつく。舞美は根本に近い部分を握りながら口を動かした。

「ああ、そう、これ……」

アカギが目をつむり感覚にひたる。そのまま舞美の下着は取り払われ、アカギも直接その部分に指を伸ばす。ここまでくると舞美も快感を受け取りたくなった。主導権は渡さないものの、その動きを咎めることなどしない。結局ちょろいのだと言われれば言い返せないが、でもこれは紛れもなく触ってほしいという自分の意志なのだ。どうせなら2人で気持ちよくなりたい。

「ぬるぬるなの分かるでしょ」

アカギが穴の部分からすくいとったものを核の部分にねっとりとつける。

「ん……」

女のココの部分は、あの最も雄な部分と同じ構造となっている。つまりお互いに刺激し合っているわけで。何かそれを自覚してしまうと、そんな回りくどいことをせずにさっさと入れてしまいたくなる衝動にかられた。
危ない、腰が動きそうだ。

おかしい、なんで攻めてるこっちがこんな気分にさせられているのだろう。