21.入り目*[終]
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そして、いつもより控えめに口角を上げるアカギ。もしそこに……彼にも照れが入っているのだとしたらと考えるとたまらない。しかしアカギは大胆にもこう聞いてきた。
「もうおしまい?」
そんな顔をされたら、舞美はここらじゃ終われなくなってしまう。彼女の方もそろそろ、理性のたがが吹っ飛びそうだ。
「今日こそ、リベンジしていいかな」
静かに言うと、「は?」と声が聞こえた。アカギが困惑したその瞬間に、勢いをつけて全体重をアカギの肩に乗せる。
「あんた、」
「観念して」
バタン。
上手くいった。
舞美はアカギを押し倒し、馬乗りになることに成功した。アカギはこちらを見上げている。舞美はおつまみの乗ったテーブルを押しのける。
アカギをいじめ倒す準備はもうできた。
あとは本人次第。
舞美は馬乗りのまま、口を開く。
「今日は、わたしが良いって言うまで……させて」
お願い、と付け加えると、アカギは目をぱちくりさせた。
「いいけど……」
“いいけど”。とりあえず言質はとった。
「なに、あんた、普段満足できてなかったの?」
「え?」
「そうは見えなかったけど……。オレもまだまだってことか?」
あ、勘違いしてる。
「そういう意味じゃなくて……ねえ、この状態みたら分かるでしょ?」
舞美はわざとらしく、アカギの手首を床に固定するように押さえつけた。
「今夜はわたしに“させて”って言ってるの」
アカギは自分の唇をぺろりと舐めた。
「つまり……オレは動いちゃダメなの」
「それも、ぜんぶ、わたしが決めてあげる」
アカギはこちらを見て、目をつむり言った。
「まいったな」
無邪気に観念している。さっき勘違いしながらも「いい」と言ってしまった責任をとろうとしているのか。とにかくこちらへ身を委ねている。やっと、据え膳がまわってきた。
「アカギ」
抵抗できないアカギの手首を拘束したまま、覆いかぶさるようにして唇をいただく。
女なのにがっついてしまう。
乱暴に唇を啄んだ。舌を入れて深いものを始めれば、向こうもキスを返してくれる。
「ン」と鼻に抜けるような音。
どちらが出したのかは、分からなかった。
「もうおしまい?」
そんな顔をされたら、舞美はここらじゃ終われなくなってしまう。彼女の方もそろそろ、理性のたがが吹っ飛びそうだ。
「今日こそ、リベンジしていいかな」
静かに言うと、「は?」と声が聞こえた。アカギが困惑したその瞬間に、勢いをつけて全体重をアカギの肩に乗せる。
「あんた、」
「観念して」
バタン。
上手くいった。
舞美はアカギを押し倒し、馬乗りになることに成功した。アカギはこちらを見上げている。舞美はおつまみの乗ったテーブルを押しのける。
アカギをいじめ倒す準備はもうできた。
あとは本人次第。
舞美は馬乗りのまま、口を開く。
「今日は、わたしが良いって言うまで……させて」
お願い、と付け加えると、アカギは目をぱちくりさせた。
「いいけど……」
“いいけど”。とりあえず言質はとった。
「なに、あんた、普段満足できてなかったの?」
「え?」
「そうは見えなかったけど……。オレもまだまだってことか?」
あ、勘違いしてる。
「そういう意味じゃなくて……ねえ、この状態みたら分かるでしょ?」
舞美はわざとらしく、アカギの手首を床に固定するように押さえつけた。
「今夜はわたしに“させて”って言ってるの」
アカギは自分の唇をぺろりと舐めた。
「つまり……オレは動いちゃダメなの」
「それも、ぜんぶ、わたしが決めてあげる」
アカギはこちらを見て、目をつむり言った。
「まいったな」
無邪気に観念している。さっき勘違いしながらも「いい」と言ってしまった責任をとろうとしているのか。とにかくこちらへ身を委ねている。やっと、据え膳がまわってきた。
「アカギ」
抵抗できないアカギの手首を拘束したまま、覆いかぶさるようにして唇をいただく。
女なのにがっついてしまう。
乱暴に唇を啄んだ。舌を入れて深いものを始めれば、向こうもキスを返してくれる。
「ン」と鼻に抜けるような音。
どちらが出したのかは、分からなかった。