19.棚牡丹*
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どうやら、舞美が達したあとのその締めつけがアカギのお気に入りらしい。舞美はいつも通りだらしなく彼の腕の中でイかされ、その後を追うようにアカギが必死に動く。
「っ……、は……はっ、」
アカギが無防備に焦った表情をするのは、この時だけなのかもしれない。その瞬間だけは、格好をつけることもしないで、彼はただ男として腰を振っている。
舞美は余韻にしては刺激的すぎるその感覚と共に、目の前の人を愛していることを実感する。愛といってもそれは家族愛などといったあたたかいものではない。行き過ぎた恋心、という方が正しいくらいの、とにかく熱いもの。
そしてとうとう。アカギがソレを引き抜いた。彼も限界を迎えたことを悟る。煩悩に晒された舞美は、戻ってきた知性を動員させ、彼のモノに目を見張った。はしたない表情で。
「……っ!」
しかし液体が出された瞬間、反射的に目をつむってしまった。そして「見たい」と先ほど本音を漏らしてしまったことを再び恥じる。というのも、たった今、「わっ」と少し嬉しそうな声をあげてしまったから。
白濁のそれは勢いよく舞美の裸体にかかり、少しして重力に逆らうことなく垂れてくる。
「すごい……」
感嘆の声。舞美はぼうっとしていた。
アカギは一個体のオスとしても優秀らしい。
彼が息を整えている間に、体を起こして人差し指でそれをすくってじっと見ていた。舐めてしまおうか、なんて考え始めてしまう。するとそれがバレたのか、頭上から声が降ってきた。
「そんなもの、見てもなんにもならないぜ」
「え?」
ふうと息をついた彼は、ティッシュの箱に手を伸ばす。
「あ」
そしてさっと拭き取ってしまった。
「なに残念そうにしてんだよ」
鼻で笑ったアカギは、年相応に見えた。
「ん、なんでもない」
舞美はふくみ笑顔で肩をすくめた。
「そう。……どうする、体流してくるか?」
「ん? んー……」
もしかしてアカギは自分でかけたことに対して少し照れているのかもしれない。舞美は勝手に想像して首を振った。
「もう少し、ここにいたいの」
そう言って、腰掛けたアカギの首に勢いよく抱きつく。
「おっと」
そのまま彼ごと布団に倒れ込む。
アカギは笑った。
「いいね。ずっとこのままってのも悪くない。」
19.棚牡丹 〈完〉
「っ……、は……はっ、」
アカギが無防備に焦った表情をするのは、この時だけなのかもしれない。その瞬間だけは、格好をつけることもしないで、彼はただ男として腰を振っている。
舞美は余韻にしては刺激的すぎるその感覚と共に、目の前の人を愛していることを実感する。愛といってもそれは家族愛などといったあたたかいものではない。行き過ぎた恋心、という方が正しいくらいの、とにかく熱いもの。
そしてとうとう。アカギがソレを引き抜いた。彼も限界を迎えたことを悟る。煩悩に晒された舞美は、戻ってきた知性を動員させ、彼のモノに目を見張った。はしたない表情で。
「……っ!」
しかし液体が出された瞬間、反射的に目をつむってしまった。そして「見たい」と先ほど本音を漏らしてしまったことを再び恥じる。というのも、たった今、「わっ」と少し嬉しそうな声をあげてしまったから。
白濁のそれは勢いよく舞美の裸体にかかり、少しして重力に逆らうことなく垂れてくる。
「すごい……」
感嘆の声。舞美はぼうっとしていた。
アカギは一個体のオスとしても優秀らしい。
彼が息を整えている間に、体を起こして人差し指でそれをすくってじっと見ていた。舐めてしまおうか、なんて考え始めてしまう。するとそれがバレたのか、頭上から声が降ってきた。
「そんなもの、見てもなんにもならないぜ」
「え?」
ふうと息をついた彼は、ティッシュの箱に手を伸ばす。
「あ」
そしてさっと拭き取ってしまった。
「なに残念そうにしてんだよ」
鼻で笑ったアカギは、年相応に見えた。
「ん、なんでもない」
舞美はふくみ笑顔で肩をすくめた。
「そう。……どうする、体流してくるか?」
「ん? んー……」
もしかしてアカギは自分でかけたことに対して少し照れているのかもしれない。舞美は勝手に想像して首を振った。
「もう少し、ここにいたいの」
そう言って、腰掛けたアカギの首に勢いよく抱きつく。
「おっと」
そのまま彼ごと布団に倒れ込む。
アカギは笑った。
「いいね。ずっとこのままってのも悪くない。」
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