19.棚牡丹*
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はあはあと息を乱して身体を震わせる舞美を見下ろして、男は鎖骨へ口づけを落とした。たったそれだけの動きに舞美は小さく声を漏らしてしまう。
「うまくイけた……?」
アカギが気持ち少しだけ眉を下げて訊ねるので、舞美は彼の新しい表情に狼狽える。なんでそんな顔するのって聞きたい。それが無理なら、なんでこんな顔したのって、写真でも撮って後で聞いてみたい。
なんでそんな——寂しそうな、顔を。
「オレだって……あんたに優しくしてやりたいって思うんだぜ」
「んん」
すりすりと耳たぶを撫でられ、舞美は無意識のうちに彼に対して安心しきった。そこで「すき」と言って手のひらに口づけを返してみる。
それを見たアカギは、完璧な顔を、さらに男前に崩した。
「けど、どうも……うまく……いかなくってさあ」
たんっ、と肌と肌のぶつかる音がして、舞美は自分の喉が振動したことに気がついた。
「あ゛」
思い切り、アカギのソレが真奥にきたことでそうなった。ということは、脳よりも早く身体が感じている。しかしそこから声が出ない。震えている。処理が、追いつかない。
「気持ちいい?」
「あ……これ、すご……」
とろとろになった頭で口走ると、アカギが口元だけで笑った。というのも、彼の目はギラギラと獣のように鋭く光っていたからだ。
「実のところ、オレもギリギリなんでね」
たん、たん、と激しすぎない律動で、確実に快感のツボをおさえてくる。結合部からはくちゅくちゅと音が聞こえた。自分が思っている以上にソコは濡れているらしい。アカギに抱かれている時は、一度たりとも自分の身体をコントロールできたことはない。
この身はもう赤木しげるに捧げているし、既に彼好みの身体になっているのかもしれない。
そうでなくては、ただアカギが好きだからという理由だけでここまで気持ちいいなんて、考えられない。
開かれた脚をアカギの腰に巻きつける。
彼はその舞美の行動に満足げだった。
「もう出そうだ、」
普段とは真逆の、俗的な言葉を吐くアカギに舞美は興奮を覚える。その辺の男が言いそうな台詞を、あの幻想的な彼が。自分の身体を貪りながら、苦しそうな声で。
舞美はその色気にやられた。
「アカギ、が、出すとこ、見たい……」
「うまくイけた……?」
アカギが気持ち少しだけ眉を下げて訊ねるので、舞美は彼の新しい表情に狼狽える。なんでそんな顔するのって聞きたい。それが無理なら、なんでこんな顔したのって、写真でも撮って後で聞いてみたい。
なんでそんな——寂しそうな、顔を。
「オレだって……あんたに優しくしてやりたいって思うんだぜ」
「んん」
すりすりと耳たぶを撫でられ、舞美は無意識のうちに彼に対して安心しきった。そこで「すき」と言って手のひらに口づけを返してみる。
それを見たアカギは、完璧な顔を、さらに男前に崩した。
「けど、どうも……うまく……いかなくってさあ」
たんっ、と肌と肌のぶつかる音がして、舞美は自分の喉が振動したことに気がついた。
「あ゛」
思い切り、アカギのソレが真奥にきたことでそうなった。ということは、脳よりも早く身体が感じている。しかしそこから声が出ない。震えている。処理が、追いつかない。
「気持ちいい?」
「あ……これ、すご……」
とろとろになった頭で口走ると、アカギが口元だけで笑った。というのも、彼の目はギラギラと獣のように鋭く光っていたからだ。
「実のところ、オレもギリギリなんでね」
たん、たん、と激しすぎない律動で、確実に快感のツボをおさえてくる。結合部からはくちゅくちゅと音が聞こえた。自分が思っている以上にソコは濡れているらしい。アカギに抱かれている時は、一度たりとも自分の身体をコントロールできたことはない。
この身はもう赤木しげるに捧げているし、既に彼好みの身体になっているのかもしれない。
そうでなくては、ただアカギが好きだからという理由だけでここまで気持ちいいなんて、考えられない。
開かれた脚をアカギの腰に巻きつける。
彼はその舞美の行動に満足げだった。
「もう出そうだ、」
普段とは真逆の、俗的な言葉を吐くアカギに舞美は興奮を覚える。その辺の男が言いそうな台詞を、あの幻想的な彼が。自分の身体を貪りながら、苦しそうな声で。
舞美はその色気にやられた。
「アカギ、が、出すとこ、見たい……」