19.棚牡丹*
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「っ、ふ」
彼が声のようなものをあげた。
小さな達成感を得た舞美は、俄然調子が出てくる。
「意外、と、アカギってかわいい……」
呟くと、彼は珍しくも、「え」と唖然とした。アカギは今まで一度たりとも、“かわいい”と言われたことはないのではないか、という結論に至った舞美は、口に出して言えた自分を褒めたくなった。理由はなんとなくであるが。
とは言え、こうして隙を見せているとすぐにアカギに主導権を握られてしまう。やられっぱなしは性に合わないんだろう。もちろんそれは構わないし、いずれそうなるだろうが——もう少し、彼をかわいがりたい。
(逃がさない。)
舞美はかわいらしく舌を出して、ちろちろと湿らせていった。こうしてしまえば、男の方は途中で強引に攻守の交代ができない。
アカギだって、悪い気はしないはずなのだ。
しかし、こんなにも近いとアカギの男性ホルモンを直に感じてしまって、やはり頭がくらくらするような、曖昧な幸福を与えられてしまう。
「は……む」
気がつけばソレを口に含んでいた。我慢できなかった。彼のモノで口がいっぱいになっている時の顔はあまり見られたくない、恥ずかしい。それに、喉の奥の方まで含むと苦しいし、顔を早く動かすのだって厳しいものがある。
(な、なのにわたし)
思いっきり興奮しちゃってる……!
じんじんと自分の下半身が熱を孕む。今触っているのは舞美の方だというのに。
それでも顔を上げれば紅潮しているアカギがいた。お互い赤くなるなんて、全然、初めて同士というわけではないのに。
問いかけるような視線を感じたのだろうか、アカギは眉間にしわを寄せながら口を開いた。
「前までは、こうじゃなかった。……あんたが。」
は、と彼は息を吐いて言葉を続ける。
「あんたが、相手だと。クソ、ぜんぜん、保 たねぇ……」
アカギのがびくびくと反応しているのが分かる。このまま出させてもいいけど、どうしようかな?
「舞美、」
アカギが目をつむる。
舞美はその色気を真正面から受けて、思わず、もったいないとの感想を抱いてしまった。
(せっかく、アカギをここまでしたんだから、もう少し余裕のないアカギを……)
彼の意地悪がうつったようで。
アカギの最もきもちよくなる、一歩手前で、舞美は刺激をやめた。
以前、自分がされたことのあるタイプの焦らし。
「アカギ、そんなにイきたい?」
目を細めてトドメを刺した、つもり。
が。
これは流石にやりすぎだったようで。
「……あんたの中にぶちまけてやろうか?」
「え?」
アカギが、キレた。
「さんざ、オレを煽ったんだ。覚悟、できてるんだろうね。」
彼が声のようなものをあげた。
小さな達成感を得た舞美は、俄然調子が出てくる。
「意外、と、アカギってかわいい……」
呟くと、彼は珍しくも、「え」と唖然とした。アカギは今まで一度たりとも、“かわいい”と言われたことはないのではないか、という結論に至った舞美は、口に出して言えた自分を褒めたくなった。理由はなんとなくであるが。
とは言え、こうして隙を見せているとすぐにアカギに主導権を握られてしまう。やられっぱなしは性に合わないんだろう。もちろんそれは構わないし、いずれそうなるだろうが——もう少し、彼をかわいがりたい。
(逃がさない。)
舞美はかわいらしく舌を出して、ちろちろと湿らせていった。こうしてしまえば、男の方は途中で強引に攻守の交代ができない。
アカギだって、悪い気はしないはずなのだ。
しかし、こんなにも近いとアカギの男性ホルモンを直に感じてしまって、やはり頭がくらくらするような、曖昧な幸福を与えられてしまう。
「は……む」
気がつけばソレを口に含んでいた。我慢できなかった。彼のモノで口がいっぱいになっている時の顔はあまり見られたくない、恥ずかしい。それに、喉の奥の方まで含むと苦しいし、顔を早く動かすのだって厳しいものがある。
(な、なのにわたし)
思いっきり興奮しちゃってる……!
じんじんと自分の下半身が熱を孕む。今触っているのは舞美の方だというのに。
それでも顔を上げれば紅潮しているアカギがいた。お互い赤くなるなんて、全然、初めて同士というわけではないのに。
問いかけるような視線を感じたのだろうか、アカギは眉間にしわを寄せながら口を開いた。
「前までは、こうじゃなかった。……あんたが。」
は、と彼は息を吐いて言葉を続ける。
「あんたが、相手だと。クソ、ぜんぜん、
アカギのがびくびくと反応しているのが分かる。このまま出させてもいいけど、どうしようかな?
「舞美、」
アカギが目をつむる。
舞美はその色気を真正面から受けて、思わず、もったいないとの感想を抱いてしまった。
(せっかく、アカギをここまでしたんだから、もう少し余裕のないアカギを……)
彼の意地悪がうつったようで。
アカギの最もきもちよくなる、一歩手前で、舞美は刺激をやめた。
以前、自分がされたことのあるタイプの焦らし。
「アカギ、そんなにイきたい?」
目を細めてトドメを刺した、つもり。
が。
これは流石にやりすぎだったようで。
「……あんたの中にぶちまけてやろうか?」
「え?」
アカギが、キレた。
「さんざ、オレを煽ったんだ。覚悟、できてるんだろうね。」