19.棚牡丹*
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たまにはアカギを唸らせたい、あの日欲求不満で中途半端に襲ってきた赤木しげるをもう一度見たい。
舞美の小さな野望である。
最初は経験もそんなに多くはなかったが、アカギとの行為で少しは成長したところを見せてやりたい。
そのためには、普通じゃ、いつも通りではいけない。
舞美は手で握る方向を逆にすることを思いついた。親指が根本側に来るようにして握ってみる。というのも、これは、アカギがひとりでする時に——実際しているのかどうかは置いておいて——おそらく、やっていない握り方。のはず。だから、新しい刺激を与えられる可能性がある。
「まったく、そういう知識はどこで仕入れてくるんだか」
アカギに見下ろされているので、彼の息が少し上がったことはすぐにわかった。
手を上下させるたびに反っていくような。
「アカギ、これ、すきだよね?」
一旦動きを止めて、裏筋の部分をすりすりと指ですれば、彼は息を短くついた。ちょっとだけ苦しそう。
「何……あんた、オレのイイところ、覚えたの?」
どうやら正解なようだった。
「ちょっと、分かってきたところなの」
舞美は丁寧にアカギのモノをあたためる。
「アカギのこと、全部知りたい」
自分ばかり知られているような気がしていたけれど、ちゃんと自分もアカギを理解できているようで嬉しかった。だからこそ全てを知りたいと思うのは、女の都合。
「教えてよ」
言いながら根本をきつく締めてみた。
ぴくりとアカギが反応する。
「随分積極的じゃない」
アカギが眉をひそめる。
「嫌い?」
尋ねると、彼は「いや、」と言った。
「興奮してる」
「それは……よかった」
舞美はまた指を滑らせる。
先走り汁がまた出てきていた。
「気持ちいい?」
ここぞとばかりに先の部分をくるくると刺激すると、彼の息は乱れた。
「……はっ、中々やるね」
もう、そろそろ良いだろうか。
こんなのを見せられたら、舞美の方も我慢ならなくなってくる。
これが欲しくてたまらない。
だから、ようやくアカギのそれにちゅ、と音を立てて口づけをした。
上目遣いで彼の目を覗けば、あの日と同じ、切羽詰まった表情をしていた。
こうやって、アカギが自分に必死になるのがいい。
舞美は、先っぽにもう一度口をつけて、軽く啜った。
舞美の小さな野望である。
最初は経験もそんなに多くはなかったが、アカギとの行為で少しは成長したところを見せてやりたい。
そのためには、普通じゃ、いつも通りではいけない。
舞美は手で握る方向を逆にすることを思いついた。親指が根本側に来るようにして握ってみる。というのも、これは、アカギがひとりでする時に——実際しているのかどうかは置いておいて——おそらく、やっていない握り方。のはず。だから、新しい刺激を与えられる可能性がある。
「まったく、そういう知識はどこで仕入れてくるんだか」
アカギに見下ろされているので、彼の息が少し上がったことはすぐにわかった。
手を上下させるたびに反っていくような。
「アカギ、これ、すきだよね?」
一旦動きを止めて、裏筋の部分をすりすりと指ですれば、彼は息を短くついた。ちょっとだけ苦しそう。
「何……あんた、オレのイイところ、覚えたの?」
どうやら正解なようだった。
「ちょっと、分かってきたところなの」
舞美は丁寧にアカギのモノをあたためる。
「アカギのこと、全部知りたい」
自分ばかり知られているような気がしていたけれど、ちゃんと自分もアカギを理解できているようで嬉しかった。だからこそ全てを知りたいと思うのは、女の都合。
「教えてよ」
言いながら根本をきつく締めてみた。
ぴくりとアカギが反応する。
「随分積極的じゃない」
アカギが眉をひそめる。
「嫌い?」
尋ねると、彼は「いや、」と言った。
「興奮してる」
「それは……よかった」
舞美はまた指を滑らせる。
先走り汁がまた出てきていた。
「気持ちいい?」
ここぞとばかりに先の部分をくるくると刺激すると、彼の息は乱れた。
「……はっ、中々やるね」
もう、そろそろ良いだろうか。
こんなのを見せられたら、舞美の方も我慢ならなくなってくる。
これが欲しくてたまらない。
だから、ようやくアカギのそれにちゅ、と音を立てて口づけをした。
上目遣いで彼の目を覗けば、あの日と同じ、切羽詰まった表情をしていた。
こうやって、アカギが自分に必死になるのがいい。
舞美は、先っぽにもう一度口をつけて、軽く啜った。