14.新天地*
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「……ン、ふっ!」
口元を手の甲で抑え、舞美は布団の上に倒された状態でアカギにナカを突かれていた。こうして声が出そうになると、アカギは人差し指を唇に当てて「し。」と囁く。
「他のやつにあんたの声聞かせるのもイイけどね」
そうしておいて意地悪に笑う。
舞美は横に首を振った。
仰木に聞かれたりしたら顔を合わせづらい。それに、自分とこうしてまぐわっていることによってアカギのイメージダウンになったりしないかも不安だ。アカギは眉をあげる。
「嫌なんだ?」
「だって、恥ずかしい……」
顔を赤らめて言うと、アカギは頬にキスを落としてきた。今日のアカギは一味違う。
正真正銘、死の淵を潜り抜けてきたからかも。
「まあ、別な男が自分の女に欲情するってのも嬉しくないしな」
「えっ……」
それは、嫉妬というか、独占欲みたいなもの?
舞美がアカギの発言に目を丸くすると、彼はその表情を見て呟いた。
「別に……舞美を可愛がるのはオレだけで十分でしょ。それとも何、他に欲しいヤツがいるの?」
「ううん、アカギだけが良い」
「でしょ」
ナカでソレをぐいぐいと押しつけてきたので、舞美はまた口元に手を当てて喘ぎ声を漏らさないよう、健気に頑張る。代わりに鼻息が「ふーっ」と荒くなり、余計恥ずかしくも思えた。
「あんたみたいな狂った女を満足させられるのは、たぶんオレだけだぜ」
色んなところを弄られながら、耳元でそんな風に吐息混じりに囁かれると、それこそ色んなところがきゅんきゅんしてしまう。
実際、こんなに惹かれたのはアカギが初めてだった。これだけ長く想い続けたのも、この人が最初。もしかしたら最初で最後の恋かもしれない。
「わかってる」
舞美が言うと、ぺろりと耳を舐め上げられた。小さく「ひゃ」と驚いてしまい、慌てて口をつぐむ。アカギはまた耳元で、「オレの肩噛んでて」と無茶なことを言い出した。
「やだ……怪我治ってないのに」
「包帯の上からで良いから。それとも声、聞かれたいわけ?」
「違っ」
肩の傷を噛んだりするっていうのは悪くないけど、治ってから甘噛みするのがいい。
だから、
「アカギが塞いでよ……」
そう懇願すると、アカギは表情を緩めた。
「……ああ、そういうこと」
——それなら、仕方ねえな。
そうして、舞美は望み通りアカギによって唇を塞がれ、深くイかされたのだった。
14.新天地〈完〉
口元を手の甲で抑え、舞美は布団の上に倒された状態でアカギにナカを突かれていた。こうして声が出そうになると、アカギは人差し指を唇に当てて「し。」と囁く。
「他のやつにあんたの声聞かせるのもイイけどね」
そうしておいて意地悪に笑う。
舞美は横に首を振った。
仰木に聞かれたりしたら顔を合わせづらい。それに、自分とこうしてまぐわっていることによってアカギのイメージダウンになったりしないかも不安だ。アカギは眉をあげる。
「嫌なんだ?」
「だって、恥ずかしい……」
顔を赤らめて言うと、アカギは頬にキスを落としてきた。今日のアカギは一味違う。
正真正銘、死の淵を潜り抜けてきたからかも。
「まあ、別な男が自分の女に欲情するってのも嬉しくないしな」
「えっ……」
それは、嫉妬というか、独占欲みたいなもの?
舞美がアカギの発言に目を丸くすると、彼はその表情を見て呟いた。
「別に……舞美を可愛がるのはオレだけで十分でしょ。それとも何、他に欲しいヤツがいるの?」
「ううん、アカギだけが良い」
「でしょ」
ナカでソレをぐいぐいと押しつけてきたので、舞美はまた口元に手を当てて喘ぎ声を漏らさないよう、健気に頑張る。代わりに鼻息が「ふーっ」と荒くなり、余計恥ずかしくも思えた。
「あんたみたいな狂った女を満足させられるのは、たぶんオレだけだぜ」
色んなところを弄られながら、耳元でそんな風に吐息混じりに囁かれると、それこそ色んなところがきゅんきゅんしてしまう。
実際、こんなに惹かれたのはアカギが初めてだった。これだけ長く想い続けたのも、この人が最初。もしかしたら最初で最後の恋かもしれない。
「わかってる」
舞美が言うと、ぺろりと耳を舐め上げられた。小さく「ひゃ」と驚いてしまい、慌てて口をつぐむ。アカギはまた耳元で、「オレの肩噛んでて」と無茶なことを言い出した。
「やだ……怪我治ってないのに」
「包帯の上からで良いから。それとも声、聞かれたいわけ?」
「違っ」
肩の傷を噛んだりするっていうのは悪くないけど、治ってから甘噛みするのがいい。
だから、
「アカギが塞いでよ……」
そう懇願すると、アカギは表情を緩めた。
「……ああ、そういうこと」
——それなら、仕方ねえな。
そうして、舞美は望み通りアカギによって唇を塞がれ、深くイかされたのだった。
14.新天地〈完〉