14.新天地*
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後日、退院が認められたアカギ一行は電車に乗っていた。例の勝負相手と連絡がとれるまで、アカギは仰木のところへ身を寄せる形となる。
舞美も仰木にお腹いして、アカギと共に居候させてもらえることになった。
道中、アカギは車窓をずっと眺めていたようだった。
***
「お邪魔します」
舞美とアカギは稲田組の屋敷へ入った。
「2人の部屋はここでいいか」
「はい!」
「何か不都合あったらすぐ言ってくれ」
一応2部屋与えられたが、仕切りは襖のため、自由にアカギの部屋へ行き来できるようになっている。部屋には特にこれといったものはなく、ここにいつまでいれば良いのかも分からないから、少し退屈になりそうだ。
(もし、これが一人ぼっちならね)
アカギをちらりと見ると、寝タバコをしながら何か考え事をしているようだった。次の勝負のことだろうか。舞美は彼をそっとしておくことにした。
夜になると豪華な食事が出てきたので、遠慮することなく頬張った。すると、「ちょっといいか」と仰木が入ってきて、申し訳なさそうにアカギに何かを囁いた。すると、アカギは笑った。
「要らねえよ」
「そ、そうか……なら良い。邪魔したな」
すぐに用事は終わったようで、舞美は首を傾げた。
「なんて言われたの?」
「組の女。手配しようかって聞かれただけ」
「あ、そういうこと」
もしアカギがここで知らない女を抱いたら、声や音が舞美に丸聞こえだ。絶対眠れないし、アカギがその女に甘い言葉を囁いてるのなんて絶対に聞きたくない。
「断ったよ」
「嬉しい、けど、よかったの?」
男はそういう店に行くこともあろうと思ってそう尋ねると、アカギは瞬きした。
「なんで? あんたがいるでしょ」
「えっ、いやあのえっと、そうだけど」
「不思議なことを聞くね」
舞美は唐突に真っ直ぐこられて赤くなる。
アカギはその様子を確認してにやりと笑った。
「嫌じゃないんでしょ、オレとするの」
「……うん」
「ここのところ、病院で何もできなかったから、溜まってるんだよな」
「えっ」
言われてみれば、そうだ。
というか、舞美もそうだった。
「今夜、相手してくれる。」
アカギが言うので、舞美はぞくぞくして、「する」とだけ呟いた。
舞美も仰木にお腹いして、アカギと共に居候させてもらえることになった。
道中、アカギは車窓をずっと眺めていたようだった。
***
「お邪魔します」
舞美とアカギは稲田組の屋敷へ入った。
「2人の部屋はここでいいか」
「はい!」
「何か不都合あったらすぐ言ってくれ」
一応2部屋与えられたが、仕切りは襖のため、自由にアカギの部屋へ行き来できるようになっている。部屋には特にこれといったものはなく、ここにいつまでいれば良いのかも分からないから、少し退屈になりそうだ。
(もし、これが一人ぼっちならね)
アカギをちらりと見ると、寝タバコをしながら何か考え事をしているようだった。次の勝負のことだろうか。舞美は彼をそっとしておくことにした。
夜になると豪華な食事が出てきたので、遠慮することなく頬張った。すると、「ちょっといいか」と仰木が入ってきて、申し訳なさそうにアカギに何かを囁いた。すると、アカギは笑った。
「要らねえよ」
「そ、そうか……なら良い。邪魔したな」
すぐに用事は終わったようで、舞美は首を傾げた。
「なんて言われたの?」
「組の女。手配しようかって聞かれただけ」
「あ、そういうこと」
もしアカギがここで知らない女を抱いたら、声や音が舞美に丸聞こえだ。絶対眠れないし、アカギがその女に甘い言葉を囁いてるのなんて絶対に聞きたくない。
「断ったよ」
「嬉しい、けど、よかったの?」
男はそういう店に行くこともあろうと思ってそう尋ねると、アカギは瞬きした。
「なんで? あんたがいるでしょ」
「えっ、いやあのえっと、そうだけど」
「不思議なことを聞くね」
舞美は唐突に真っ直ぐこられて赤くなる。
アカギはその様子を確認してにやりと笑った。
「嫌じゃないんでしょ、オレとするの」
「……うん」
「ここのところ、病院で何もできなかったから、溜まってるんだよな」
「えっ」
言われてみれば、そうだ。
というか、舞美もそうだった。
「今夜、相手してくれる。」
アカギが言うので、舞美はぞくぞくして、「する」とだけ呟いた。