12.一本気
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はっ、と舞美が目を覚ましたのは、朝日が差し込んできたからではなく、鳥の鳴き声が耳に入ってきたからでもなく、自分が抱きついていたアカギが身動きしたからだった。
見ると、アカギがのそりと上半身を起こしている。
「あ、……ん?」
アカギにつられて起きた舞美が、目をこすりながら自分も体を起こそうとする。
そこで気がついた。そう言えば全裸だ。
なんとなく恥じらいをもった方が女らしい。そう思って、シーツを胸まで引っ張った。
同じ布団に入っているアカギは、それに気がついて舞美を振り返った。
「アカギ」
今日という1日で、最初に目が合った。
舞美は微笑む。
初めてアカギと寝た、次の日の朝である。
舞美はなんだか照れくさくて、新しく服を着ようとした。アカギもそうするかと思ったら、彼は布団に座った状態のまま、動く様子がない。
「……二度寝するの?」
このまま昼を寝過ごすのも悪くないだろう。
特に、昨日舞美は電車内で仮眠をとったが、アカギはそうでもないようだったので、舞美より睡眠が少ないことは確かだ。
しかし、アカギは「いや、そういうことじゃないけど」と言う。
「そう」
それでも布団から出ようとしないアカギに、舞美はあることを思いついた。
「もしかして、あなたも裸を見られるのが嫌とか?」
「……別に」
機嫌が悪いのだろうか?
それとも、調子が悪いとか?
いや、単にぼうっとしていたいのかもしれない。
舞美はアカギと同じ時間を共有したくて、彼の隣に戻り、密着した。
無言でありながら心地のよい空気が流れるので、舞美は自然に目線を落とした。すると。
あることに気がついて、舞美は顔を赤くし、両手で顔を覆った。
「……そ、そういうことね」
「ん? ……ああ」
アカギはフフ、と笑って、「そういうこと。」と言った。
舞美が見たのは、彼の腰から下に掛かっているシーツが、少し盛っているというものだった。つまり、今、アカギのソレは大きく膨れている。
「な、なんで……」
「ああ、あんた知らないの? 朝はこうなるんだよ」
「それで、えっと、どうするの?」
「こうやって治まるのを待つだけだけど」
「ふーん……」
舞美は恥ずかしいのに、そこから目を離せなくなってしまった。
シーツをめくって、アカギのソレを確認したくなってしまう。
舞美は煩悩を振り払うためぶんぶんと首を振り、アカギは舞美の思考が読めるかのように、クスクスと笑っていた。
見ると、アカギがのそりと上半身を起こしている。
「あ、……ん?」
アカギにつられて起きた舞美が、目をこすりながら自分も体を起こそうとする。
そこで気がついた。そう言えば全裸だ。
なんとなく恥じらいをもった方が女らしい。そう思って、シーツを胸まで引っ張った。
同じ布団に入っているアカギは、それに気がついて舞美を振り返った。
「アカギ」
今日という1日で、最初に目が合った。
舞美は微笑む。
初めてアカギと寝た、次の日の朝である。
舞美はなんだか照れくさくて、新しく服を着ようとした。アカギもそうするかと思ったら、彼は布団に座った状態のまま、動く様子がない。
「……二度寝するの?」
このまま昼を寝過ごすのも悪くないだろう。
特に、昨日舞美は電車内で仮眠をとったが、アカギはそうでもないようだったので、舞美より睡眠が少ないことは確かだ。
しかし、アカギは「いや、そういうことじゃないけど」と言う。
「そう」
それでも布団から出ようとしないアカギに、舞美はあることを思いついた。
「もしかして、あなたも裸を見られるのが嫌とか?」
「……別に」
機嫌が悪いのだろうか?
それとも、調子が悪いとか?
いや、単にぼうっとしていたいのかもしれない。
舞美はアカギと同じ時間を共有したくて、彼の隣に戻り、密着した。
無言でありながら心地のよい空気が流れるので、舞美は自然に目線を落とした。すると。
あることに気がついて、舞美は顔を赤くし、両手で顔を覆った。
「……そ、そういうことね」
「ん? ……ああ」
アカギはフフ、と笑って、「そういうこと。」と言った。
舞美が見たのは、彼の腰から下に掛かっているシーツが、少し盛っているというものだった。つまり、今、アカギのソレは大きく膨れている。
「な、なんで……」
「ああ、あんた知らないの? 朝はこうなるんだよ」
「それで、えっと、どうするの?」
「こうやって治まるのを待つだけだけど」
「ふーん……」
舞美は恥ずかしいのに、そこから目を離せなくなってしまった。
シーツをめくって、アカギのソレを確認したくなってしまう。
舞美は煩悩を振り払うためぶんぶんと首を振り、アカギは舞美の思考が読めるかのように、クスクスと笑っていた。