でんわ
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Prrrrrr......
『フィクサー から 着信 です』
—————————————————————————
……よう。
ああ、オレだ。
調子はどうだ、舞美。
おっと、少し疲れ気味か?
仕事熱心なのは良いが、休憩はしっかりしろよ。
……ハハ、お互い様だって?
まあ、こう見えてオレも結構息抜きはしている。
有難いが、心配には及ばない。
ところで、前回頼んだ仕事についてだが。
目を通させてもらったよ。
よくあの短期間でやってくれた、礼を言う。
完璧な仕上がりだったぜ。
舞美のおかげで、何とか今回も利益を得られそうだ。
ん? “ご注文は”ってなんだ?
あー……違う違う。
別に次の依頼があって電話したわけじゃねえよ。
いずれ、また東雲家のお前の力が必要な時が来るから、当分は休んでおいてくれ。
残念ってことはねえだろう。
そんなにオレの手足になりたいのかよ。
それにしても、暇とまで言うか。
フフ、オレは仕事仲間に恵まれているみたいだ。
そうだな。
特にお前の美貌は……
居るだけでその場が華やかになる。
森田も時たまお前に見惚れてるってぐらいだから、相当だろうよ。
ま……あいつも若いからなあ。
なに、世辞じゃねえよ。
いい女を褒めるのは当たり前のことだ。
オレは、結構お前の腕を頼りにしてるんだぜ。
……拗ねてるのか?
ああ、オレが舞美を職場に呼ばないから?
まったく……。
お前を仲間はずれにしてるわけじゃねえって。
そんなこと、聡いお前なら分かってるだろう。
そもそも、オレは興味のない相手に一々電話なんか掛けないさ。
言っただろ、これは仕事の電話じゃないんだ。
フフ、オレなりの“息抜き”ってやつかな。
どういう意味かって?
おいおい、勘弁しろよ。
オレがわざわざそれを教えてやるような優しい男に見えるかい。
ククク、そんなに不安そうな声を出すなよ。
そんなに寂しいのか?
……って、なんだよ。
今日は一段と素直でかわいいじゃねえか。
そうだな……
じゃあ、これからディナーでもどうだ?
なにを驚いてる。
オレに会いたいんじゃないのか。
期待していたくせに意地を張りやがって。
場所は……。
確か、お前が前行きたいと言っていたホテルがあったな。
よし、そこにしよう。
VIP席をとっておくから安心しな。
……ああ、もちろん2人きりだ。
何か問題でもあるか?
フフ……、そうだろう。
それなら、しばらくしたら迎えに行かせる。
え? いや、お前はわざわざめかし込まなくても美しいが……。
ふむ。オレの為にわざわざ着飾ってくれるんなら、それほど嬉しいことはないな。
綺麗なお前の姿、心待ちにしているよ。
素晴らしい夜を期待しよう。
それでは“お嬢さま”、また後ほど。
Pips.
『フィクサー から 着信 です』
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……よう。
ああ、オレだ。
調子はどうだ、舞美。
おっと、少し疲れ気味か?
仕事熱心なのは良いが、休憩はしっかりしろよ。
……ハハ、お互い様だって?
まあ、こう見えてオレも結構息抜きはしている。
有難いが、心配には及ばない。
ところで、前回頼んだ仕事についてだが。
目を通させてもらったよ。
よくあの短期間でやってくれた、礼を言う。
完璧な仕上がりだったぜ。
舞美のおかげで、何とか今回も利益を得られそうだ。
ん? “ご注文は”ってなんだ?
あー……違う違う。
別に次の依頼があって電話したわけじゃねえよ。
いずれ、また東雲家のお前の力が必要な時が来るから、当分は休んでおいてくれ。
残念ってことはねえだろう。
そんなにオレの手足になりたいのかよ。
それにしても、暇とまで言うか。
フフ、オレは仕事仲間に恵まれているみたいだ。
そうだな。
特にお前の美貌は……
居るだけでその場が華やかになる。
森田も時たまお前に見惚れてるってぐらいだから、相当だろうよ。
ま……あいつも若いからなあ。
なに、世辞じゃねえよ。
いい女を褒めるのは当たり前のことだ。
オレは、結構お前の腕を頼りにしてるんだぜ。
……拗ねてるのか?
ああ、オレが舞美を職場に呼ばないから?
まったく……。
お前を仲間はずれにしてるわけじゃねえって。
そんなこと、聡いお前なら分かってるだろう。
そもそも、オレは興味のない相手に一々電話なんか掛けないさ。
言っただろ、これは仕事の電話じゃないんだ。
フフ、オレなりの“息抜き”ってやつかな。
どういう意味かって?
おいおい、勘弁しろよ。
オレがわざわざそれを教えてやるような優しい男に見えるかい。
ククク、そんなに不安そうな声を出すなよ。
そんなに寂しいのか?
……って、なんだよ。
今日は一段と素直でかわいいじゃねえか。
そうだな……
じゃあ、これからディナーでもどうだ?
なにを驚いてる。
オレに会いたいんじゃないのか。
期待していたくせに意地を張りやがって。
場所は……。
確か、お前が前行きたいと言っていたホテルがあったな。
よし、そこにしよう。
VIP席をとっておくから安心しな。
……ああ、もちろん2人きりだ。
何か問題でもあるか?
フフ……、そうだろう。
それなら、しばらくしたら迎えに行かせる。
え? いや、お前はわざわざめかし込まなくても美しいが……。
ふむ。オレの為にわざわざ着飾ってくれるんなら、それほど嬉しいことはないな。
綺麗なお前の姿、心待ちにしているよ。
素晴らしい夜を期待しよう。
それでは“お嬢さま”、また後ほど。
Pips.