告白
名前変換はコチラから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
1.カイジ[通常ver.]
私は意を決して、カイジさんに自分の気持ちを伝えることにした。
「カイジさん」
「ん?」
「あの、」
「どうした?」
なかなか言葉が出てこない。
自分からなんて、言えないよ。
ので、
「カイジさんって私のことどう思う?」
「な、なんでそんなこと聞くんだよ!」
作戦を変更した。
「理由はなんでも良いじゃないですかー」
「いや、そう聞かれてもな……」
カイジさんは私を上目遣いでチラチラ見た。
「いや、まぁ、なんていうか?」
「うん」
「他の人から見ても、容姿は整ってると思うし……、オレと絡んでくれるやつってあんまりいないから……。しかも、女だし」
「うんうん」
私は頷きながらにやついた。
「だから、オレ……」
カイジさんの耳が少し赤くなった。
……来るかな?
「だから、オレ、お前のこと、とっても良いやつだと思うぜ?」
…… “良いやつ”。
私は期待と違う答えに頭を悩ませた。
私、もしかして良いやつ止まり?
「良いやつ、かぁ」
「あれ……、オレ、なんか間違えた?」
「ううん、カイジさんらしくて何も言う気になれない」
「どういうことだよ……。お前は、オレに何を期待してたんだ?」
私はぼーっとしながら答えた。
「いや、カイジさんが私のことを好きって言うかと思った」
……。
あ、口が滑った。
慌てて彼の方を見ると、真っ赤になっている。
「カイジさん?」
「おまっ、そういうのは、簡単に言うもんじゃねぇだろ」
「なんで?」
「いやっ、ソノ、もしオレがお前のこと、す、好きってなっちまったらどうするんだよ」
カイジさんは、私に目も合わせずそう言った。
私は、これはいける、と確信した。
「その時は、カイジさんと色んなことする」
「……色んなこと?」
「えっと、抱きついてみたり、キスしてみたり、夜は一緒に布団でえっちなことしてみたり」
「ばっ! お前っ」
「冗談」
「や、やめとけよホント、そういうこと言うの」
「カイジさんにしか言わないもん」
「え?」
「だって、」
私は自分の頰が染まるのが分かった。
「本当は、私の方が、すきなんだよねー……」
なんだか彼の方を向けなくて、髪をいじる。
カイジさんは黙っていたけど、私の顔を覗き込んで、にやりと笑った。
「もう一回だ」
「え」
「オレの目を見て、もう一度言ってみろよ、舞美」
あれ。な、なんか雰囲気が違う……。
私が好きになった最初のきっかけの、かっこいいカイジさんだ……。
私はごくりと喉を鳴らした。
正面からカイジさんを見る。
「私、」
目を見つめながらなんてとても言えない、と顔を逸らすと、頰に手が添えられて戻された。
「ほら」
「……っ」
「言えって」
「私、カイジさんのこと」
「うん」
「すきです」
言い終わる頃には真っ赤になっていたと思う。
「すっげーかわいい」
「ん……」
もじもじして、私は聞いてみた。
「あ、あの、カイジさんもすき?」
「お、おう」
「……ずるい、私の目を見て言ってよ」
悔しかったので、やり返した。
「……オレも、すき」
私は結局両思いだったのか、と笑った。
カイジさんは思い出したように言った。
「で、何するんだったか」
「何が?」
「ほら、さっき言ってただろ、まずは抱きついて、それで……?」
「あ、あれは……!」
「次は冗談じゃ済まさないぜ?」
「……っ」
私は言われてばかりで悔しくなったので、身を乗り出して、彼の口を塞いだ。
「んっ……、ふ」
「……っ!」
まだ触れ合うだけのキス。
それでも、カイジさんを赤くさせるには充分すぎるほどだった。
ゆっくりと離れ、目を見る。
「おまっ……!」
初めてだったのだろうか、呆然としている彼を見て、これからのことを思うと胸が弾んだ。
「すきだよ、カイジさん」
「……バカっ」
私は意を決して、カイジさんに自分の気持ちを伝えることにした。
「カイジさん」
「ん?」
「あの、」
「どうした?」
なかなか言葉が出てこない。
自分からなんて、言えないよ。
ので、
「カイジさんって私のことどう思う?」
「な、なんでそんなこと聞くんだよ!」
作戦を変更した。
「理由はなんでも良いじゃないですかー」
「いや、そう聞かれてもな……」
カイジさんは私を上目遣いでチラチラ見た。
「いや、まぁ、なんていうか?」
「うん」
「他の人から見ても、容姿は整ってると思うし……、オレと絡んでくれるやつってあんまりいないから……。しかも、女だし」
「うんうん」
私は頷きながらにやついた。
「だから、オレ……」
カイジさんの耳が少し赤くなった。
……来るかな?
「だから、オレ、お前のこと、とっても良いやつだと思うぜ?」
…… “良いやつ”。
私は期待と違う答えに頭を悩ませた。
私、もしかして良いやつ止まり?
「良いやつ、かぁ」
「あれ……、オレ、なんか間違えた?」
「ううん、カイジさんらしくて何も言う気になれない」
「どういうことだよ……。お前は、オレに何を期待してたんだ?」
私はぼーっとしながら答えた。
「いや、カイジさんが私のことを好きって言うかと思った」
……。
あ、口が滑った。
慌てて彼の方を見ると、真っ赤になっている。
「カイジさん?」
「おまっ、そういうのは、簡単に言うもんじゃねぇだろ」
「なんで?」
「いやっ、ソノ、もしオレがお前のこと、す、好きってなっちまったらどうするんだよ」
カイジさんは、私に目も合わせずそう言った。
私は、これはいける、と確信した。
「その時は、カイジさんと色んなことする」
「……色んなこと?」
「えっと、抱きついてみたり、キスしてみたり、夜は一緒に布団でえっちなことしてみたり」
「ばっ! お前っ」
「冗談」
「や、やめとけよホント、そういうこと言うの」
「カイジさんにしか言わないもん」
「え?」
「だって、」
私は自分の頰が染まるのが分かった。
「本当は、私の方が、すきなんだよねー……」
なんだか彼の方を向けなくて、髪をいじる。
カイジさんは黙っていたけど、私の顔を覗き込んで、にやりと笑った。
「もう一回だ」
「え」
「オレの目を見て、もう一度言ってみろよ、舞美」
あれ。な、なんか雰囲気が違う……。
私が好きになった最初のきっかけの、かっこいいカイジさんだ……。
私はごくりと喉を鳴らした。
正面からカイジさんを見る。
「私、」
目を見つめながらなんてとても言えない、と顔を逸らすと、頰に手が添えられて戻された。
「ほら」
「……っ」
「言えって」
「私、カイジさんのこと」
「うん」
「すきです」
言い終わる頃には真っ赤になっていたと思う。
「すっげーかわいい」
「ん……」
もじもじして、私は聞いてみた。
「あ、あの、カイジさんもすき?」
「お、おう」
「……ずるい、私の目を見て言ってよ」
悔しかったので、やり返した。
「……オレも、すき」
私は結局両思いだったのか、と笑った。
カイジさんは思い出したように言った。
「で、何するんだったか」
「何が?」
「ほら、さっき言ってただろ、まずは抱きついて、それで……?」
「あ、あれは……!」
「次は冗談じゃ済まさないぜ?」
「……っ」
私は言われてばかりで悔しくなったので、身を乗り出して、彼の口を塞いだ。
「んっ……、ふ」
「……っ!」
まだ触れ合うだけのキス。
それでも、カイジさんを赤くさせるには充分すぎるほどだった。
ゆっくりと離れ、目を見る。
「おまっ……!」
初めてだったのだろうか、呆然としている彼を見て、これからのことを思うと胸が弾んだ。
「すきだよ、カイジさん」
「……バカっ」
1/10ページ