赤の他人
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「ええぇ⁈ これが全財産ってことですか?」
「あー……、そうだな」
「え、でも結構稼いでらっしゃるって……」
「金なんて一夜あれば消えちまうよ」
私は、やれやれと首を振った。
「そんなことないですって……」
せっかく貰った300万も、結局お返しか。
そう思って鞄を開くと、赤木さんに止められた。
「舞美、もうそれはおまえにあげたんだから、おまえのもんだぜ」
「え、でも」
「一度それをやると言ったんだ、俺はもう受け取れない」
「そんな。じゃあ、どうするんです?」
赤木さんは、煙を吐いて、私の顔を見た。
「俺を泊めてやっちゃくれないかい」
時間が、一瞬止まる。
「……はい?」
「あー……、そうだな」
「え、でも結構稼いでらっしゃるって……」
「金なんて一夜あれば消えちまうよ」
私は、やれやれと首を振った。
「そんなことないですって……」
せっかく貰った300万も、結局お返しか。
そう思って鞄を開くと、赤木さんに止められた。
「舞美、もうそれはおまえにあげたんだから、おまえのもんだぜ」
「え、でも」
「一度それをやると言ったんだ、俺はもう受け取れない」
「そんな。じゃあ、どうするんです?」
赤木さんは、煙を吐いて、私の顔を見た。
「俺を泊めてやっちゃくれないかい」
時間が、一瞬止まる。
「……はい?」