パチ屋の拾い物
名前変換はコチラから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ご馳走様でしたー」
その日。2人が店を出てから、カイジはいつものように舞美を送ろうとした。
「あ、待ってカイジ。寄りたいところあるの」
「あぁ、構わないぜ」
「ありがと!」
酔った舞美がカイジに腕を絡ませると、カイジは「なっ⁈」と動揺したが、それを拒否する様子はまるでない。
「こうしてると、恋人同士みたいよねー」
「ああ、まぁ……」
「歯切れ悪いね、嫌なの?」
舞美がむすっとした顔でそう問うと、カイジはわたわたと焦る。
「ち、違っ、嫌なわけねぇよ……!」
舞美はその答えに納得して、「そうだよねぇ」と機嫌をよくした。
やっぱりカイジはかわいい。
舞美が寄りたかった場所とはコンビニだったようだ。
「なんか買うのか?」
「んー。あのさぁ、」
舞美は缶ビールを掴んで、にっと笑う。
「ウチで、飲み直さない?」
「え……!」
固まるカイジ。
「来ない?」
ダメ押しで舞美がもう一度尋ねると、
「い、行く……!」
と、カイジは答えた。
前は、「色々と危ない」だのなんだのと家に来てくれなかったのに、今回はカイジを持ち帰れそう! とにかく2人は初めよりもよっぽど仲良くなっていた。
「やった! じゃあ、おつまみとか適当に買おう」
「任せろ」
舞美がレジ会計を終わらせると、カイジは、
「あ、煙草買うから、外で待っといてくれ」
と言った。舞美は言われた通りに外で待つ。
少しして、カイジが出てきた。
「悪い、待たせた」
「大丈夫。それ、マルボロってやつ?」
「うん、そう。マルボロ」
カイジは煙草以外にも何か買っていたようだが、舞美は気にしなかった。まぁ、何か生活用品でも買ったんだろう。
「それじゃ、あたしの家に行こうか」
「ああ」
マンションにつくと、カイジは部屋の中に入ることを躊躇したが、舞美が「早くしてよ」と急かすので、カイジはおそるおそる玄関に足を踏み入れた。
その際、舞美の部屋番号を目に焼き付けたのは言うまでもない。
「お邪魔しまーす……」
こそこそと泥棒のように入ってくるカイジに、舞美はぷっと吹き出した。
「な、なんだよ……?」
カイジは眉をひそめながら聞き返す。が、そんな表情も舞美を虜にするのだった。
その日。2人が店を出てから、カイジはいつものように舞美を送ろうとした。
「あ、待ってカイジ。寄りたいところあるの」
「あぁ、構わないぜ」
「ありがと!」
酔った舞美がカイジに腕を絡ませると、カイジは「なっ⁈」と動揺したが、それを拒否する様子はまるでない。
「こうしてると、恋人同士みたいよねー」
「ああ、まぁ……」
「歯切れ悪いね、嫌なの?」
舞美がむすっとした顔でそう問うと、カイジはわたわたと焦る。
「ち、違っ、嫌なわけねぇよ……!」
舞美はその答えに納得して、「そうだよねぇ」と機嫌をよくした。
やっぱりカイジはかわいい。
舞美が寄りたかった場所とはコンビニだったようだ。
「なんか買うのか?」
「んー。あのさぁ、」
舞美は缶ビールを掴んで、にっと笑う。
「ウチで、飲み直さない?」
「え……!」
固まるカイジ。
「来ない?」
ダメ押しで舞美がもう一度尋ねると、
「い、行く……!」
と、カイジは答えた。
前は、「色々と危ない」だのなんだのと家に来てくれなかったのに、今回はカイジを持ち帰れそう! とにかく2人は初めよりもよっぽど仲良くなっていた。
「やった! じゃあ、おつまみとか適当に買おう」
「任せろ」
舞美がレジ会計を終わらせると、カイジは、
「あ、煙草買うから、外で待っといてくれ」
と言った。舞美は言われた通りに外で待つ。
少しして、カイジが出てきた。
「悪い、待たせた」
「大丈夫。それ、マルボロってやつ?」
「うん、そう。マルボロ」
カイジは煙草以外にも何か買っていたようだが、舞美は気にしなかった。まぁ、何か生活用品でも買ったんだろう。
「それじゃ、あたしの家に行こうか」
「ああ」
マンションにつくと、カイジは部屋の中に入ることを躊躇したが、舞美が「早くしてよ」と急かすので、カイジはおそるおそる玄関に足を踏み入れた。
その際、舞美の部屋番号を目に焼き付けたのは言うまでもない。
「お邪魔しまーす……」
こそこそと泥棒のように入ってくるカイジに、舞美はぷっと吹き出した。
「な、なんだよ……?」
カイジは眉をひそめながら聞き返す。が、そんな表情も舞美を虜にするのだった。