パチ屋の拾い物
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数時間後。
「おい、舞美ー、ちょーっと呑みすぎなんじゃねえのー?」
「ええー? カイジに言われたくないなあ」
双方、酔っていた。
アルコールの影響で、2人は初対面の距離を超えて仲良くなっていた。
カイジは最初こそ緊張していたものの、酒が入ることにより、舞美と話せるようになった。
それが心地よく、舞美はカイジの顔を見つめて勝手に赤くなる始末。
酒による赤らみか、別の理由による何かか、それはカイジからは判断がつかない。ただ舞美だけが、舞美自身のもつ熱に気付く。
「カイジ?」
「ん?」
「あたし、またカイジと呑みたいんだけど」
「お、オレも」
「そんじゃ、来週も、ここに集合しない?」
「あ……でも、金あるかな……」
「今日はあたしの奢りだから大丈夫!」
「えっ?」
「さっき沢山出たから、それで払うわ」
舞美は笑った。
「あたしがあげた分も含めて、全部溶かしちゃったんでしょ?」
「くっ……!」
図星みたい。
「すまねえ、折角くれたってのに……」
「いや、あげたんだからそれをどう使うのもカイジの自由だし、関係ないよ。それに、元は目押ししてくれたカイジのものだしね。だから、あたしが払うよ」
「ありがてぇ……」
「それなら来週も会えるよね?」
「うん……! 会う……!」
舞美は微笑んだ。
「じゃあ、今日は解散かな。あ、お会計おねがいしまーす」
会計を済ませた舞美は、カイジと外に出る。辺りはもう暗くなっていた。
「ごちそう様」
「ううん、大丈夫。じゃあ、来週ね」
舞美が言うと、カイジは少しもじもじした。
「あ、の……」
「ん?」
「暗い…! から……その、なんていうか」
舞美はカイジの言葉を待つ。
「その、送っていこうかと、思って。ここから、家、近いんだろ?」
「え! 送ってくれるの」
舞美は、こういう経験が少なかったので、少しどきりとした。
「じゃあ、お願いしようかな?」
「あ、ああ……! 危険だからな、女1人は」
一方、カイジは舞美の住所を知れることに少しだけ興奮していた。
「おい、舞美ー、ちょーっと呑みすぎなんじゃねえのー?」
「ええー? カイジに言われたくないなあ」
双方、酔っていた。
アルコールの影響で、2人は初対面の距離を超えて仲良くなっていた。
カイジは最初こそ緊張していたものの、酒が入ることにより、舞美と話せるようになった。
それが心地よく、舞美はカイジの顔を見つめて勝手に赤くなる始末。
酒による赤らみか、別の理由による何かか、それはカイジからは判断がつかない。ただ舞美だけが、舞美自身のもつ熱に気付く。
「カイジ?」
「ん?」
「あたし、またカイジと呑みたいんだけど」
「お、オレも」
「そんじゃ、来週も、ここに集合しない?」
「あ……でも、金あるかな……」
「今日はあたしの奢りだから大丈夫!」
「えっ?」
「さっき沢山出たから、それで払うわ」
舞美は笑った。
「あたしがあげた分も含めて、全部溶かしちゃったんでしょ?」
「くっ……!」
図星みたい。
「すまねえ、折角くれたってのに……」
「いや、あげたんだからそれをどう使うのもカイジの自由だし、関係ないよ。それに、元は目押ししてくれたカイジのものだしね。だから、あたしが払うよ」
「ありがてぇ……」
「それなら来週も会えるよね?」
「うん……! 会う……!」
舞美は微笑んだ。
「じゃあ、今日は解散かな。あ、お会計おねがいしまーす」
会計を済ませた舞美は、カイジと外に出る。辺りはもう暗くなっていた。
「ごちそう様」
「ううん、大丈夫。じゃあ、来週ね」
舞美が言うと、カイジは少しもじもじした。
「あ、の……」
「ん?」
「暗い…! から……その、なんていうか」
舞美はカイジの言葉を待つ。
「その、送っていこうかと、思って。ここから、家、近いんだろ?」
「え! 送ってくれるの」
舞美は、こういう経験が少なかったので、少しどきりとした。
「じゃあ、お願いしようかな?」
「あ、ああ……! 危険だからな、女1人は」
一方、カイジは舞美の住所を知れることに少しだけ興奮していた。