甘える際に、自分の名前を呼ぶ時の呼び名を入力ください。未入力で「私」になります。
狂気、爛漫。
名前変換はコチラから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「適当言うんじゃないわよ……」
舞美は彼と目を合わせた。
「違います……!」
彼は焦りながら舞美を諌めようと話す。
「舞美様はあの時……一筒を手にされていました。そうですよね?」
舞美は動きを止め、頷いた。
あの時彼女は雀荘の入口を背にする形で座っていた。白服が入口から入ってきたなら、舞美がつまんでいた牌は勿論目にしたはずだ。
その一筒ははずみに持ってきてしまった。
ふと取り出し、それを差し出す。
「そうよ。これをカンするつもりだったの。あの役満聴牌、三色同刻確定しながらの4枚目の一筒。あのね、お分かりでしょうけど。こういう時、私はカンで和了れるようになってるの。父と同じよ。私なら引けるもの」
舞美の主張に折れず、白服は続けた。
「がっ……違うんです、舞美様。私があの男の背後に回り込んだ時に分かったのは——」
「……何よ」
舞美は珍しく、生唾を飲んだ。
まさか、と声にならない声。
白服は観念したように言う。
「当たり牌なんです……。一筒が。加カンじゃダメなんです——」
彼の言葉を聞き、舞美は状況を理解し唾を飲んだ。あの手は成らなかったのか……。いや、そうじゃない。それだけじゃ負けは確定しない。
舞美の時が止まった時、白服は告げる。
「——あいつは役満です。」
……
衝撃を受けつつ、舞美の頭が静かに計算をはじめる。
それなら彼はあの局で、国士無双を聴牌していたのか。それも、舞美が4枚目の一筒を揃える手前で聴牌する形で……
そして、あの時舞美が加カンしていたら、赤木しげるのロンを受け、舞美は確実に……
「私が……負けていた?? あのカンで?」
白服はうんうんと必死に頷いた。
「私どももそれを一瞬で共有し、舞美様を連れ帰った所存でございます……!」
「そ、それ……嘘じゃないわよね……!」
「も、もちろんです、舞美様……!」
ふと、ひとつの写真が手渡された。
「これを、入手してまいりました……」
それは赤木しげるの手牌の写った写真だった。
「一応、あの後に確認をと思いまして」
舞美は写真を穴が空くほど恨めしそうに見つめる。彼女にとっては初めての経験だった。
「何者なの……、赤木しげる……!」
舞美は彼と目を合わせた。
「違います……!」
彼は焦りながら舞美を諌めようと話す。
「舞美様はあの時……一筒を手にされていました。そうですよね?」
舞美は動きを止め、頷いた。
あの時彼女は雀荘の入口を背にする形で座っていた。白服が入口から入ってきたなら、舞美がつまんでいた牌は勿論目にしたはずだ。
その一筒ははずみに持ってきてしまった。
ふと取り出し、それを差し出す。
「そうよ。これをカンするつもりだったの。あの役満聴牌、三色同刻確定しながらの4枚目の一筒。あのね、お分かりでしょうけど。こういう時、私はカンで和了れるようになってるの。父と同じよ。私なら引けるもの」
舞美の主張に折れず、白服は続けた。
「がっ……違うんです、舞美様。私があの男の背後に回り込んだ時に分かったのは——」
「……何よ」
舞美は珍しく、生唾を飲んだ。
まさか、と声にならない声。
白服は観念したように言う。
「当たり牌なんです……。一筒が。加カンじゃダメなんです——」
彼の言葉を聞き、舞美は状況を理解し唾を飲んだ。あの手は成らなかったのか……。いや、そうじゃない。それだけじゃ負けは確定しない。
舞美の時が止まった時、白服は告げる。
「——あいつは役満です。」
……
衝撃を受けつつ、舞美の頭が静かに計算をはじめる。
それなら彼はあの局で、国士無双を聴牌していたのか。それも、舞美が4枚目の一筒を揃える手前で聴牌する形で……
そして、あの時舞美が加カンしていたら、赤木しげるのロンを受け、舞美は確実に……
「私が……負けていた?? あのカンで?」
白服はうんうんと必死に頷いた。
「私どももそれを一瞬で共有し、舞美様を連れ帰った所存でございます……!」
「そ、それ……嘘じゃないわよね……!」
「も、もちろんです、舞美様……!」
ふと、ひとつの写真が手渡された。
「これを、入手してまいりました……」
それは赤木しげるの手牌の写った写真だった。
「一応、あの後に確認をと思いまして」
舞美は写真を穴が空くほど恨めしそうに見つめる。彼女にとっては初めての経験だった。
「何者なの……、赤木しげる……!」
