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狂気、爛漫。
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舞美はもうアカギの言葉に耳を傾けない。もう彼を鴨としか見ていない。本当の博打打ちなら先程のようなミスはしないからだ。
そして、運命の次局。
舞美は自らの手を進めていくたびに、自分の才能に崩れ落ちそうになった。
赤木しげるが役満を取りこぼしたその次の局に、舞美がその決定権を手にしたのだ。
「ポン」
舞美は積極的に鳴いていく。
一筒がさらに手の内に転がり込み、舞美はしっかりと自分の手牌を見つめ直す。
一一一九九九1119 ポン①①①
美しい。
そう、彼女が見据えていたのは役満の清老頭。
これで既に、九索で聴牌していることとなる。当然、当たり牌が山に眠っているだろうことも予想済みだ。
雀士ならば涎が出るほどの好状況。
逆に言えば一筒のポンで他家が焦る程だが。
さて、数巡後。
舞美の手に舞い込んだのは、先程鳴いて手に入れたばかりの一筒。
ここで重なるとは、どんな神の思し召しか。
自問自答しなくとも分かる——神は嶺上開花を狙えと言っている。いや、もしかするとカンドラが乗る。そうすれば、粘り強く九索を待つ必要なく、三色同刻で高い打点が狙えるのか。それだけでしげるにトドメを刺せるかも。
とにかくカンして、嶺上牌をツモって、カンドラを開けないと……‼︎
そう考えた舞美。
一筒をツモ切りする意味を見出せず、ほてった体でそのまま「カン」と告げる。
……告げようとする。
指がその一筒をつまみ、横に倒そうとする、その瞬間。
バタン——と雀荘の入口が開いたかと思いきや……、舞美は訳も分からぬ間に確保される。
入ってきた彼らの1人がまみの両脇に腕を差し込んだことで、舞美はその牌を掴んだまま、身動きが取れなくなる。
「な……何するのっ……⁉︎」
見覚えのある白服達によって取り囲まれた卓。
そう、彼らは鷲巣巌に仕える者たちだ。
「ちょ……ちょっと待ちなさい! 離しなさいよ!」
勝利を目前にした舞美が叫ぶものの、白服達は雀荘に続々と入り、赤木しげるの背後にも回り込む。
「この勝負を反故になんてさせないわっ……!」
今持っている牌を横にしてカンを宣言すれば……!と、舞美が血走った目で暴れるが、部下たちに取り押さえられる。
「あ、貴方たち……! 何をしているか分かっているの……‼︎ 離しなさい……!」
一連の流れを見た赤木しげるは、目を丸くさせながら呟く。
「あらら、まさか時間切れとはね。」
そして、運命の次局。
舞美は自らの手を進めていくたびに、自分の才能に崩れ落ちそうになった。
赤木しげるが役満を取りこぼしたその次の局に、舞美がその決定権を手にしたのだ。
「ポン」
舞美は積極的に鳴いていく。
一筒がさらに手の内に転がり込み、舞美はしっかりと自分の手牌を見つめ直す。
一一一九九九1119 ポン①①①
美しい。
そう、彼女が見据えていたのは役満の清老頭。
これで既に、九索で聴牌していることとなる。当然、当たり牌が山に眠っているだろうことも予想済みだ。
雀士ならば涎が出るほどの好状況。
逆に言えば一筒のポンで他家が焦る程だが。
さて、数巡後。
舞美の手に舞い込んだのは、先程鳴いて手に入れたばかりの一筒。
ここで重なるとは、どんな神の思し召しか。
自問自答しなくとも分かる——神は嶺上開花を狙えと言っている。いや、もしかするとカンドラが乗る。そうすれば、粘り強く九索を待つ必要なく、三色同刻で高い打点が狙えるのか。それだけでしげるにトドメを刺せるかも。
とにかくカンして、嶺上牌をツモって、カンドラを開けないと……‼︎
そう考えた舞美。
一筒をツモ切りする意味を見出せず、ほてった体でそのまま「カン」と告げる。
……告げようとする。
指がその一筒をつまみ、横に倒そうとする、その瞬間。
バタン——と雀荘の入口が開いたかと思いきや……、舞美は訳も分からぬ間に確保される。
入ってきた彼らの1人がまみの両脇に腕を差し込んだことで、舞美はその牌を掴んだまま、身動きが取れなくなる。
「な……何するのっ……⁉︎」
見覚えのある白服達によって取り囲まれた卓。
そう、彼らは鷲巣巌に仕える者たちだ。
「ちょ……ちょっと待ちなさい! 離しなさいよ!」
勝利を目前にした舞美が叫ぶものの、白服達は雀荘に続々と入り、赤木しげるの背後にも回り込む。
「この勝負を反故になんてさせないわっ……!」
今持っている牌を横にしてカンを宣言すれば……!と、舞美が血走った目で暴れるが、部下たちに取り押さえられる。
「あ、貴方たち……! 何をしているか分かっているの……‼︎ 離しなさい……!」
一連の流れを見た赤木しげるは、目を丸くさせながら呟く。
「あらら、まさか時間切れとはね。」
