「素直だね、東雲」

赤木くんはちらりと歯を見せた。
私は恥ずかしくて、寝転んだまま横を向く。
早く触ってほしい……。

無意識のうちに、脚をもぞもぞと動かす。

「そんなに触ってほしいんだ」
「……はやくっ」

赤木くんは私のシャツに手を入れ、器用に下着の留め具を外した。
そして、ゆっくりと膨らみに触れる。

「成長したね」
「それは……」

そこに触られるのは初めてだから、恥ずかしくて顔から火が出そう。

「あっ」

赤木くんは私の突起に指を這わせ、くるくると円を描くようにしてそれを弄（もてあそ）んだ。

「ん、んん」

すぐにぴくぴくと気持ちよくなり、硬くなってしまった。頭がくらくらしてくる。

「東雲」
「ん…？」

赤木くんが私を呼ぶので、なにかと思うと、すぐに私の突起を摘まんだ。

「あ、んっ！」

身体に走る魅惑的な刺激に、私は跳ねる。
赤木くんがその様子を見て満足げに笑うので、私は我慢できず、

「もっとして……」

と催促した。

「おかわりがうまいんだから」

赤木くんは片手で胸をいじりながら、とうとう私が本当に欲しい身体の下の方へもう片方の手を伸ばし、下着の上からスジをなぞった。

「あぁっ……！」

成熟した私の身体は、その動きの意味を理解したと同時に、熱を持ち始め、濡れていった。
しかし、赤木くんは簡単に気持ちよくさせてくれない。

「フフ」

なぜか、良いトコロには決して刺激を与えてくれないのだ。

「あ、あ」

私はもどかしさに、彼の腕を掴み、自分の股に擦り付けた。

「いつからこんな子になっちゃったの」

赤木くんに言われて、自分が相当おかしな、淫乱なコトをしていると気がついたが、私はその動きを止められなかった。
きもちいい、きもちいい……

「あっあっ、ごめんなさい、ごめんなさい、あ、きもちいっ」

そのまま本能に身を任せ、スリスリしていると、赤木くんが下着の隙間から指を入れて、私の蜜をすくい取った。

「んゃ」
「……もうこんなになってるんだ」

とろりとして、目の焦点が定まらなくなりそう。私が新しい感覚にへんな声を出すと、赤木くんはとうとう ソコに指をゆっくりと挿れた。

「あぁ」
「締まってる」
「んっ」

くちゅくちゅといやらしい水音を聞かされて、私はさらに濡れていった。

「あっあっ、あかぎくん、ぁあ」