7.喚問*
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私が顔を上げると、アカギは遠くを見た。
「嫌なら良い」
え……塗り替えるって、やっぱりそういうこと?
私は、もう一度自分の身体を見た。
確かにこのままじゃ、気になって眠れそうにない。
それに、最後に私に触ったのがあの男だなんて、癪に触る。悔しい。気持ち悪い。
アカギなら……。アカギになら、触ってもらいたい。私の中から、あいつを消せるんなら。
私は、無言で頷いた。
「良いの?」
これまた、私は黙って頷くばかり。
アカギはじっと私を見て、まぁそう堅くなるな、と話した。
「安心しな、最後まではしないから」
あ、しないんだ……。私はなぜか、少しがっかりしている自分がいることに気づいた。
「してほしいなら別だけど」
アカギが余裕そうに笑う。私は思わず、
「い、いい」
と言ってしまった。要らない、という意味で。
アカギはそう、と呟き、
「で、何されたの」
と、尋ねた。
私は横を向いて、ぼそぼそと言った。
「最初は、首とか腰とかを触られて……」
「ふーん、首と腰ねえ」
アカギは目の前に座っている私の顎を指先で撫でた。まるで犬を扱っているかのように。
こんな風に撫でられたことはないし、どうしても目線がアカギと重なるので、羞恥心も煽られる。
そして、その指が首や鎖骨の方へ降りていく。
その時、鎖骨の溝をするりとなぞられた私は、
「あ」
と、くすぐったさに声をあげる。
その右手はすぐに後ろに回り、私の腰に辿り着くと、撫で回すようにゆっくりとさすった。
その手つきがなんとも言えず、なんだか変な気分にさせられ、少しもどかしくなる。
アカギは自分で唇を舐めた後、私の首元に口を寄せた。すぐ下に白い髪が見える。
あまりの急接近に、私の心臓は跳ねた。
何、急にがっつきすぎじゃない……?
アカギ、そんなに私が欲しかったの?
彼はパクリと私の肌を咥えたかと思うと、ちぅ、と吸い始めた。そして、そのまま私にもたれかかるようにして、私は押し倒された。
「んん」
目を瞑って耐えると、しばらく彼は吸っていたが、満足そうに離れ、私の首を見て頷いた。
「これで数日は持つでしょ」
私は、赤くなりながら、彼がしるしをつけたと思われるところに手を当てた。暖かい。
これで楽に外を出歩けないな、と思う。治さんに会って、見られても困るし。
でも、嬉しい。まるで私がアカギのものだというような、赤いマーク。
アカギは私を見下ろして、
「なかなか良い眺めじゃない」
と言った。
良い眺め……。その意味が分かり、私は今置かれている状況を把握し、熱くなった。
男を知らない女のように、身体を隠す。
だって、私の服はすでに無いようなもので、そんな私は今、布団の上に転がされていて、しかもこれは、キスマークを付けられた直後なのだ。
言ってみれば、まな板の上の魚のよう。
食べてください、と言わんばかりの。
アカギは私に覆いかぶさり、耳元で囁いた。
「で、その後は何をされたの?」
「嫌なら良い」
え……塗り替えるって、やっぱりそういうこと?
私は、もう一度自分の身体を見た。
確かにこのままじゃ、気になって眠れそうにない。
それに、最後に私に触ったのがあの男だなんて、癪に触る。悔しい。気持ち悪い。
アカギなら……。アカギになら、触ってもらいたい。私の中から、あいつを消せるんなら。
私は、無言で頷いた。
「良いの?」
これまた、私は黙って頷くばかり。
アカギはじっと私を見て、まぁそう堅くなるな、と話した。
「安心しな、最後まではしないから」
あ、しないんだ……。私はなぜか、少しがっかりしている自分がいることに気づいた。
「してほしいなら別だけど」
アカギが余裕そうに笑う。私は思わず、
「い、いい」
と言ってしまった。要らない、という意味で。
アカギはそう、と呟き、
「で、何されたの」
と、尋ねた。
私は横を向いて、ぼそぼそと言った。
「最初は、首とか腰とかを触られて……」
「ふーん、首と腰ねえ」
アカギは目の前に座っている私の顎を指先で撫でた。まるで犬を扱っているかのように。
こんな風に撫でられたことはないし、どうしても目線がアカギと重なるので、羞恥心も煽られる。
そして、その指が首や鎖骨の方へ降りていく。
その時、鎖骨の溝をするりとなぞられた私は、
「あ」
と、くすぐったさに声をあげる。
その右手はすぐに後ろに回り、私の腰に辿り着くと、撫で回すようにゆっくりとさすった。
その手つきがなんとも言えず、なんだか変な気分にさせられ、少しもどかしくなる。
アカギは自分で唇を舐めた後、私の首元に口を寄せた。すぐ下に白い髪が見える。
あまりの急接近に、私の心臓は跳ねた。
何、急にがっつきすぎじゃない……?
アカギ、そんなに私が欲しかったの?
彼はパクリと私の肌を咥えたかと思うと、ちぅ、と吸い始めた。そして、そのまま私にもたれかかるようにして、私は押し倒された。
「んん」
目を瞑って耐えると、しばらく彼は吸っていたが、満足そうに離れ、私の首を見て頷いた。
「これで数日は持つでしょ」
私は、赤くなりながら、彼がしるしをつけたと思われるところに手を当てた。暖かい。
これで楽に外を出歩けないな、と思う。治さんに会って、見られても困るし。
でも、嬉しい。まるで私がアカギのものだというような、赤いマーク。
アカギは私を見下ろして、
「なかなか良い眺めじゃない」
と言った。
良い眺め……。その意味が分かり、私は今置かれている状況を把握し、熱くなった。
男を知らない女のように、身体を隠す。
だって、私の服はすでに無いようなもので、そんな私は今、布団の上に転がされていて、しかもこれは、キスマークを付けられた直後なのだ。
言ってみれば、まな板の上の魚のよう。
食べてください、と言わんばかりの。
アカギは私に覆いかぶさり、耳元で囁いた。
「で、その後は何をされたの?」