20.狐日和[終]
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして私は、隣で目を瞑っているアカギに、心の中で話しかけた。
たとえあなたが私に気持ちを寄せてくれなくても、
私はできるだけ側にいたい。
あの日私を買ってくれた時から、
いや、
本当は、
出会った時から、
あなたに惚れていたんだ。
私にとって、この恋愛は一世一代の大勝負。
九尾狐のように、恨めしいほど美しくなって。
そうしたら、地獄の底までお供するの。
私だって、後にも先にも、アカギだけだから。
皮肉なほどに、あなたを愛してる。
「また、明日。」
20.狐日和〈完〉