片膝を立てて座っているアカギの、下腹部に顔を近づけて、私はちろちろとソレを舐めた。
手始めに口付けて吸い付くと、アカギがぴくっと小さな動きを返した。

ここまで近づくと、アカギの濃い雄の匂いがしていて、くらっとしてしまう。他の男みたいな下品さはなくて、舐めるのも全然苦痛じゃない。
それどころか、まるでご褒美だ。
アカギの味。
……どうしよう、濡れてきちゃった。

「じょうず」

褒められた。
私は舌を動かしながら、根元あたりをいじってみる。アカギのはさっきよりも大きくなっていて、限界も近そうだ。


そこで、私はアカギに言われた通り、

ぱくっ、

と口にくわえた。


「う、っ」

アカギのつらそうな声。
彼の呼吸が荒くなるのを耳元で感じる。

急にググッと反りが増し、硬く突っ張るアカギの猛りに、私は一瞬だけ怯えて引きかけた。

「だめ、そのまま……」
「ん、」

アカギの言葉に、私は従う。
とは言え、口の中に全部は含みきれない。先端が喉に当たったので、少しだけ嘔吐（えず）きそうになったが、なんとか持ち直した。

濡らした舌で裏の筋を這い、上下させ、絡めとる。
彼の呼吸の間隔はみるみる短くなってきた。
風俗堕ちが嫌だった私も、アカギにこうするのなら大歓迎。私も例外なく興奮していた。

「ふ、んっ……」

口に含み顔をゆっくりと上下に動かしただけで私の下半身が甘く疼き、たっぷりの熱い花蜜を溢れさせる。少しずつ大胆な動きになり始める。もう理性は残っていない。

「……くっ、それ、すげ……イイ」
「んん」

アカギの唇から色っぽく吐息が漏れて、思わず快楽に目を細めた。口の中で、アカギが時たまぴくりと動くのがとても愛おしい。

それをずっと続けていると、私も要領を得てきて、色んなところを扱（しご）きながら、舌で愛撫できるほどになった。

「……っ、舞美……」
「んぅ？」
「ねぇ、もう……オレ、限界、なんだけど……っ」
「……ふっ、」

アカギの余裕のない表情がさらに私を煽る。
私は、勝ち誇った気分でその動きを続けた。

「おい……あんた、」

口の中のモノがはち切れそうなほど、膨れてきた。硬く、熱く。

アカギは、必死に何かを我慢しているようだったが、私が動作を止めないので、とうとう、

「くっ……！」

と息を漏らし、私の口からモノを引き抜いた。ソレは、そのままびくびくっと脈打ち、アカギは切なそうなカオをしながら、私の目の前で白濁の欲を吐き出した。