14.ひとり*
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「な、え、あぁっ⁈」
私は素っ頓狂な声をあげ、咄嗟に抱えていたアカギのシャツで自分の肌を隠した。
「な、な、な、」
「なんでオレがここにいるのかって言いたげだね」
男がにやりと笑う。
そこに立っていたのは、赤木しげるだった。
2時からは用事があるって言っていたのに。
「あ、え、嘘、やだ」
見られた……!
私が何をしていたのか。
ああ、恥ずかしいなんてものじゃない。
自慰行為を見られたという現実が受け入れられず、いやいやと頭を振る私に、アカギは「まあ落ち着きなよ」と言った。
「なんで……。用事、は?」
アカギの服をぎゅっと握りしめて尋ねると、アカギはばつが悪そうに頭をかいた。
「その用事ってのは、ここに来ることだったんだけど。まぁ……なるほどね」
用事なんて無かった?
この部屋に来ることがアカギの用事?
「それは、どういう……?」
「いや……ここ最近、あんたが、オレの帰りの時刻ばかり気にしてたでしょ。だから何を企んでいるのか確かめようと思ってさ」
アカギは私を見下ろした。
「わざわざ、2時から用事がある と言えば、あんたはその時間に、その企みを実行に移すと考えた。でも……これは……。思ってたのとは、違ったな」
私は嵌められたってことか。でも、アカギは私がひとりになりたかった理由までは分かっていなかった。だから、こんな事故が起きてしまった。
「そう……ま、あんたも……女だったってことだな」
謎のフォローをされ、私は逆に恥ずかしくなった。
「見ないでよお……」
アカギは、私の元にしゃがみ込んだ。
「オレの名前、呼んでたね」
「……は」
聞こえてたのか……。最悪だ。
「オレのこと考えてシてたの?」
「な……」
「フフ、否定はできないよな。オレのシャツまで大事に抱えちゃってるんだから」
私はうつむいた。
「だって……1番近い異性が、あなただったから……仕方ないじゃない」
ほぼ半泣きだ。私は今、羞恥心の塊である。今も、服を着ることができていないし。
とにかく、下着までは脱がずにいて、本当に良かった。不幸中の幸い。
「興奮した?」
アカギが首を傾げて意地悪に聞いてくる。
「そ、りゃあ」
興奮しないわけない。
私を見たアカギは、ふっと目を細めた。
「で、ちゃんとイけた……?」
私は素っ頓狂な声をあげ、咄嗟に抱えていたアカギのシャツで自分の肌を隠した。
「な、な、な、」
「なんでオレがここにいるのかって言いたげだね」
男がにやりと笑う。
そこに立っていたのは、赤木しげるだった。
2時からは用事があるって言っていたのに。
「あ、え、嘘、やだ」
見られた……!
私が何をしていたのか。
ああ、恥ずかしいなんてものじゃない。
自慰行為を見られたという現実が受け入れられず、いやいやと頭を振る私に、アカギは「まあ落ち着きなよ」と言った。
「なんで……。用事、は?」
アカギの服をぎゅっと握りしめて尋ねると、アカギはばつが悪そうに頭をかいた。
「その用事ってのは、ここに来ることだったんだけど。まぁ……なるほどね」
用事なんて無かった?
この部屋に来ることがアカギの用事?
「それは、どういう……?」
「いや……ここ最近、あんたが、オレの帰りの時刻ばかり気にしてたでしょ。だから何を企んでいるのか確かめようと思ってさ」
アカギは私を見下ろした。
「わざわざ、2時から用事がある と言えば、あんたはその時間に、その企みを実行に移すと考えた。でも……これは……。思ってたのとは、違ったな」
私は嵌められたってことか。でも、アカギは私がひとりになりたかった理由までは分かっていなかった。だから、こんな事故が起きてしまった。
「そう……ま、あんたも……女だったってことだな」
謎のフォローをされ、私は逆に恥ずかしくなった。
「見ないでよお……」
アカギは、私の元にしゃがみ込んだ。
「オレの名前、呼んでたね」
「……は」
聞こえてたのか……。最悪だ。
「オレのこと考えてシてたの?」
「な……」
「フフ、否定はできないよな。オレのシャツまで大事に抱えちゃってるんだから」
私はうつむいた。
「だって……1番近い異性が、あなただったから……仕方ないじゃない」
ほぼ半泣きだ。私は今、羞恥心の塊である。今も、服を着ることができていないし。
とにかく、下着までは脱がずにいて、本当に良かった。不幸中の幸い。
「興奮した?」
アカギが首を傾げて意地悪に聞いてくる。
「そ、りゃあ」
興奮しないわけない。
私を見たアカギは、ふっと目を細めた。
「で、ちゃんとイけた……?」