あ、だめだ。なんだか変な感じが、どんどん上がってくる。きちゃう。

「アカギ、私……！」
「なに？」
「もう、イくっ……ぅ」
「だめ」
「へ、ぇ？」

今、だめって、そう言ったの？

「なん、で」
「我慢して」
「無理っ……！ イっ、ちゃう」

イっちゃだめなんて言いつつ、アカギはその運動を止めない。だから、このままだと確実に達してしまう。

「ね、アカギ、っ」
「舞美。がまんできないの？」
「ぅ……あっ、んん！ イっ、、」

私が目を上に向けて、もう達してしまう、と思ったその瞬間に、アカギはその抽送を止めた。

「あ……、なんで」

なんでイかせてくれないの……？

思わず振り向いて体の向きを変え、アカギの上に乗った私。向かい合う形で、アカギの顔を見た。

「クク……なんて顔してるんだ」
「あ、アカギ」

私は自分がどんな表情を晒しているのかなんて気にせず、アカギの上で腰を振った。

気持ちい……！

「ふ、ぁ、あぁ」
「……とんだ淫乱だな」
「んっ、く」

見ると、アカギの方も切羽詰まった表情をしていて、それが非常に艶かしい。
私は、アカギの方に顔を近づけて、唇を重ねようとした。

が、アカギはその直前で、私の肩を押し戻し、キスをさせまいとした。

「駄目でしょ、“東雲”。それは恋人同士がやるやつだ」

私はぼーっとした頭でそれを聞いた。

「オレはあんたに惚れてないし、あんたも同じ。そうだろ？」

私は、小さく頷いた。

「好きじゃ、ない」
「そう。じゃあ、イかせてあげる」

アカギは、挑発的に私を見上げた。
あくまでも自分で動けってことかな。
なんとかそれを理解した私は、また腰振りを再開した。

「あ、あっ、んうう」

身体の奥底の、敏感な部分にがつがつとアカギの肉棒が当たって、私はその気持ち良さに脳をやられてしまう。熱い。
そんなアカギも、少し汗をかいている。

私は、何か凄まじいものが自分の中を駆け抜けていくのが分かった。そしてそれはもっと奥深くに、凄い勢いで近づいてくる。

「あ、も、イく……！ 良い？ アカギ」

アカギは、私の目を見て微笑んだ。




「良いよ。壊れちまえ」


あ、


「ん、んっ、……〜〜っ‼︎」


私は、自分でも驚くほどに深い絶頂を迎え、びくんびくんと膣内をうねらせ、アカギを刺激した。

「……っく」

アカギは、聞き取れないくらいのうめき声を漏らしたかと思うと、私から顔を背け、白濁の欲を吐き出した。