確か朝が弱かった気がしたんだけど 堀鍔パロ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「嫌だよぉ。蓮たん。寂しいよぉ〜」
「そんなこと言ったってしょうがないじゃん。ファイだってたまにあるでしょ?」
「おい、お前ら」
「ほかの社会科の先生に行ってもらえないの?」
「だーかーら、日本史だって言ってるじゃない。それに、日本史についてなら私だって行きたいなとも思うし…」
「おい!てめえら、聞こえねーのか」
「うわぁ〜!とかなんとか言ってぇ!浮気者〜!」
「どうしてそうなる!」
「だーからてめぇら!俺の話を聞きやがれ!!」
「黒さま先生うるさい…」
「なによ、黒鋼先生まで文句言うわけ?」
「あたりめーだろが!!なんでてめーらはいつもいつもここで喚きやがるんだ!痴話喧嘩は他所でやれ!」
ここは体育準備室。
黒さま先生の入れてくれたお茶を飲みながら、オレは認めたくない現実から逃避していた。
「別に出張はいいんだけどさー。たまにはうるさいのから解放されたいし」
「オレは全然よくない!」
「朝がね〜起きれるかなぁ」
そう言ってこっちを向いた。
蓮が言ってるのは自分のことではないのだろう。オレの心配をしてくれているのだ。
「そう思うなら行かないで、オレのそばで毎朝優しく起こして…」
「却下」
「えーん!黒さま先生〜」
「お前の朝問題なんて知るか!もうしょうがねえんだから諦めろ!」
「なら、蓮がモーニングコールしてあげればいいじゃない」
「うわ!さすが神出鬼没!」
「侑子せんせ〜。もういっそのこと出張なしにしてくださいよぉ」
「それは却下」
「うわぁ〜。侑子せんせいまで!」
「モーニングコールですか…」
「それならファイ先生も寂しくないわよね?毎朝蓮先生の声が聞けるし」
「なるほど…」