umi ni aisareta ko
秘密基地で過ごす二人の時間は、誰にも邪魔されない。だから、気づけば零距離のコミュニケーションになっていることが多々ある。
「……っは、ぁ……どう……したの……?」
「いや……目の前に、お前の顔があったから」
今もぼんやりと、息をするようにキスをした。彼女は甘くて美味しい、どれだけ食べても飽きないお菓子だ。ホイップクリームのようなふわふわの笑顔が心をくすぐる。優しい音楽のような声が思考を満たしていく。
「アインはキス、好きだよねえ」
そう言って笑った彼女に、アインはもう一度噛みついた。この瞬間にやみつきにならない男がいるというのだろうか。とある日はケーキの味がする。その次の日はチョコレートの味。そのまた次の日はキャンディの味。飽きることなんて絶対にない。
味わっていると、胸の辺りをぐぐっと押された。息ができないとの彼女の訴えだ。惜しむ気持ちを抱えながら一旦唇を離す。
「息が上がるのが早いぞ、画家さん?」
「そ、そんなこと言われても」
顔を真っ赤にして抗議されても可愛いだけだ。はやる気持ちを抑えて、彼女の耳元で囁く。
「もっとキスしたいと思わないのか?」
逃げられないように腕を彼女の背中に回して、返事を待った。そのうちに彼女もアインの背中にしがみついてくる。そして小さなつぶやきが聞こえた。
「……したい」
目の前の甘い誘惑を前に彼女は陥落した。こうなってしまえば、後はアインの独壇場だ。許しを得た分好きなだけ味わい尽くせる。至近距離で見つめると、彼女が瞼を閉じる。アインもまた同じように瞼を閉じた。
「アイン、好き……」
「……っ」
手元のゲームも放り出して、二人だけの世界に落ちていく。息をするよりも簡単だ。呼吸の代わりにキスをして、その熱で心音を染め上げて。最後まで離さなければいい。
「……っは、ぁ……どう……したの……?」
「いや……目の前に、お前の顔があったから」
今もぼんやりと、息をするようにキスをした。彼女は甘くて美味しい、どれだけ食べても飽きないお菓子だ。ホイップクリームのようなふわふわの笑顔が心をくすぐる。優しい音楽のような声が思考を満たしていく。
「アインはキス、好きだよねえ」
そう言って笑った彼女に、アインはもう一度噛みついた。この瞬間にやみつきにならない男がいるというのだろうか。とある日はケーキの味がする。その次の日はチョコレートの味。そのまた次の日はキャンディの味。飽きることなんて絶対にない。
味わっていると、胸の辺りをぐぐっと押された。息ができないとの彼女の訴えだ。惜しむ気持ちを抱えながら一旦唇を離す。
「息が上がるのが早いぞ、画家さん?」
「そ、そんなこと言われても」
顔を真っ赤にして抗議されても可愛いだけだ。はやる気持ちを抑えて、彼女の耳元で囁く。
「もっとキスしたいと思わないのか?」
逃げられないように腕を彼女の背中に回して、返事を待った。そのうちに彼女もアインの背中にしがみついてくる。そして小さなつぶやきが聞こえた。
「……したい」
目の前の甘い誘惑を前に彼女は陥落した。こうなってしまえば、後はアインの独壇場だ。許しを得た分好きなだけ味わい尽くせる。至近距離で見つめると、彼女が瞼を閉じる。アインもまた同じように瞼を閉じた。
「アイン、好き……」
「……っ」
手元のゲームも放り出して、二人だけの世界に落ちていく。息をするよりも簡単だ。呼吸の代わりにキスをして、その熱で心音を染め上げて。最後まで離さなければいい。
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