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ほたちびで雪桜

淡紅色の花びらが隣を歩くピンクの髪に乗る。
「桜とちびうさちゃんって同じ色だね」
「あたしが桜なら、ほたるちゃんは雪だね」
「雪?」
「白く透き通った肌と、消えてしまいそうな儚さがあるから」
少しだけ曇る横顔。
「大丈夫だよ」
凍っていた心に貴女が付けてくれた色は、ずっと消えないから。
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