幸福の音色
「おはよう。みちる」
窓から差し込む光が目を刺激したのと同時に、あの人の声が聞こえた。
その笑顔はいつものように私へ向けられ、一日の始まりを告げる音色は軽やかで、優しくて、同じ響きで。
「誰に……言ってるの?」
「えっ? 君以外にいるわけないだろ?」
「そうよね……」
毎日繰り返されるものだから、試そうとしてる?
その挨拶が、私だけに向けられていると。
「行こうぜ」
「えぇ」
「少しブルーになってないか?」
「私はいつだって透き通った碧を心掛けているわ」
「ふふっ、そうだったな」
朝食を終えてそれぞれのヘリへ乗り込んだ私たちは、お昼に落ち合う約束をして学園へ向かった。
窓から差し込む光が目を刺激したのと同時に、あの人の声が聞こえた。
その笑顔はいつものように私へ向けられ、一日の始まりを告げる音色は軽やかで、優しくて、同じ響きで。
「誰に……言ってるの?」
「えっ? 君以外にいるわけないだろ?」
「そうよね……」
毎日繰り返されるものだから、試そうとしてる?
その挨拶が、私だけに向けられていると。
「行こうぜ」
「えぇ」
「少しブルーになってないか?」
「私はいつだって透き通った碧を心掛けているわ」
「ふふっ、そうだったな」
朝食を終えてそれぞれのヘリへ乗り込んだ私たちは、お昼に落ち合う約束をして学園へ向かった。
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