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ハート・オブ・シスター

side ちびうさ



「ほ、ほたるちゃん!?」

 ほたるちゃんの体が、光に包まれる。

「成功したの!?」

 そして、光が収まると。

「んぅ……」

 ほたるちゃんの、瞳が開く。

「ほたる……ちゃん……」

 思わず、息を飲む。そして最初に発した言葉は。

「おはよう、ちびうさちゃん」

 いつもの、ほたるちゃんだった。

「ほんとに……本当にほたるちゃんなの……」
「もう……ちびうさちゃんの方こそ、寝ぼけてるの?」
「う……うわあああん!」

 あたしはほたるちゃんに抱きついて、感情の波が爆発したように泣き続けた。

「あたし……あたし……もう、ほたるちゃんに会えないって……」
「ありがとう……心配かけちゃったね……」
「ほたる」
「ほたるちゃん」
「パパ、ママ……お姉ちゃん……」

 あたしを抱きしめながら、心配してくれたみんなを見るほたるちゃん。

 そして、満面の笑顔で言った。

「ただいま」
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