ハート・オブ・シスター
side ちびうさ
病院の待合室。あたしは学校が終わると同時にみんなへ連絡した。すぐにみんな駆けつけてくれた。
搬送先は丁度この間、検査を受けた病院があるということで、亜美ちゃんのお母さんが勤める大病院になった。
「ほたるちゃんの容体は?」
「わからない……今、せつなさんたちが聞いてるらしいけど……」
最後にここへ来たうさぎが、みんなにほたるちゃんの状態を訊く。
「うっ……うぅ……」
「ちびうさっ」
椅子に座って涙を流していたあたしに、うさぎが駆け寄って来る。そして包み込むように抱きしめてくれた。
「大丈夫……ほたるちゃんならきっと……」
「うわあああん!」
あたしは、うさぎの胸の中で泣きじゃくることしか出来なかった。
暫くして、せつなさんたちが帰ってくる。
「ほたるちゃんは!?」
「それが……」
気まずそうに俯きながら、答えることを躊躇するせつなさん。
「そんなにひどい状態なの!?」
「どこにも……異常がないそうよ……」
「えっ……」
「どこにも悪いところがみられないのに、意識が戻らないの」
ほたるちゃんはどこも悪くない。ならどうして。
「そんなわけないじゃないっ!」
「ちびうさ……」
「悪くなかったら、何で倒れるのよ!? 意識がないなんて、普通じゃないよ!」
「落ち着きなさい、ちびうさ」
「はぁ……はぁ……」
状況を受け入れられず肩で息をするあたしに、うさぎが声をかける。
「逆にこうは考えられないかしら……地球の医学で解明できないなら、きっと原因は……」
「セーラー戦士として、何かがあった……」
亜美ちゃんの説明に、アルテミスが補足する。
「何かって……なんなの?」
「それを、わたしたちで見つけるのよ」
「全力で突き止めるさ」
あたしの疑問に、はるかさんとみちるさんが言った。
「えぇ……持てる技術を駆使して、絶対にほたるちゃんを助けてみせるわ」
ルナも続けて言う。
「だから……ちびうさちゃんも、ほたるちゃんを信じて待ってて?」
「うん……わかった……」
病院の待合室。あたしは学校が終わると同時にみんなへ連絡した。すぐにみんな駆けつけてくれた。
搬送先は丁度この間、検査を受けた病院があるということで、亜美ちゃんのお母さんが勤める大病院になった。
「ほたるちゃんの容体は?」
「わからない……今、せつなさんたちが聞いてるらしいけど……」
最後にここへ来たうさぎが、みんなにほたるちゃんの状態を訊く。
「うっ……うぅ……」
「ちびうさっ」
椅子に座って涙を流していたあたしに、うさぎが駆け寄って来る。そして包み込むように抱きしめてくれた。
「大丈夫……ほたるちゃんならきっと……」
「うわあああん!」
あたしは、うさぎの胸の中で泣きじゃくることしか出来なかった。
暫くして、せつなさんたちが帰ってくる。
「ほたるちゃんは!?」
「それが……」
気まずそうに俯きながら、答えることを躊躇するせつなさん。
「そんなにひどい状態なの!?」
「どこにも……異常がないそうよ……」
「えっ……」
「どこにも悪いところがみられないのに、意識が戻らないの」
ほたるちゃんはどこも悪くない。ならどうして。
「そんなわけないじゃないっ!」
「ちびうさ……」
「悪くなかったら、何で倒れるのよ!? 意識がないなんて、普通じゃないよ!」
「落ち着きなさい、ちびうさ」
「はぁ……はぁ……」
状況を受け入れられず肩で息をするあたしに、うさぎが声をかける。
「逆にこうは考えられないかしら……地球の医学で解明できないなら、きっと原因は……」
「セーラー戦士として、何かがあった……」
亜美ちゃんの説明に、アルテミスが補足する。
「何かって……なんなの?」
「それを、わたしたちで見つけるのよ」
「全力で突き止めるさ」
あたしの疑問に、はるかさんとみちるさんが言った。
「えぇ……持てる技術を駆使して、絶対にほたるちゃんを助けてみせるわ」
ルナも続けて言う。
「だから……ちびうさちゃんも、ほたるちゃんを信じて待ってて?」
「うん……わかった……」