難攻不落の姫ytym

涼介「じゃ、大ちゃん委員会頑張ろうね!」

大貴「おう、山田もな。」

放課後、委員会の集まりに行くためにそれぞれ教室を出る。生活委員の教室は反対側なのに、裕翔はわざわざ5組まで山田を迎えに行ってくれた。エスコートポイントだな。

俺も同じクラスのやつと2-4の教室で始まるのを待っていた。上級生や先生たちが揃うと、年間行事のプリントが配られる。体育委員の活躍所は主に体育祭だけど、毎日の授業や健康診断などでも仕事があるらしい。

大貴「中学の時とあんま変わんないか。」

集まりは滞りなく終わり、山田を迎えに行こうかと教室を出ようとすると、1人の先生に呼び止められた。

知念「ねぇ、有岡って有岡の弟?」

大貴「あぁ、うっす。兄貴がお世話になりました。弟も3年間おなしゃす。」

聞けば知念先生は兄貴の2、3年の担任だったらしい。名前と顔にピンときて話しかけてくれたようだ。

知念「まじか。似てんね。あいつ元気?」

大貴「あー、進学で家出たんスけど、元気じゃないですか?」

知念「そっか。よろしく言っておいてくれ。」

大貴「うっす。」

思わぬ所で足止めを食らったけど、兄貴関連で先生たちが話しかけてくれるのは嫌いじゃなかった。チャイムが鳴って時間が経ってしまった。入れ違いになる前に、生活委員会の拠点の多目的室Bへ向かう。

涼介「あ、大ちゃん!」

裕翔「体育委員終わったの?」

有岡「おう、兄貴の担任と話してたら遅くなっちゃった。」

生活委員も集まりは終わったのか、生徒たちはまばらだったけど、教室の片付けをしていた裕翔と山田に会うことができた。
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