難攻不落の姫ytym

八乙女「さあ、始まりました1年5組の女装コンテスト結果発表です!」

『いぇーい!!』

八乙女「優勝者には水族館ペアチケットが贈られます!ちなみにですが僕が在校生の時は、自力で薮先生とのデートを取りつけました!」

薮「光、あいしてるぞー。」

『うぉおおお!!!』

コンテストの結果発表。このあとは後夜祭の準備もあるからか薮先生や先輩たちもいる。光先生のおかげもあって場が盛り上がってるけど、舞台袖の出場者は緊張した面持ちだ。光先生に呼ばれた順にステージに立つクラスメイトたち。残るは俺だけだ。

八乙女「最後は、エントリーNo.5 Ryosuke Yamada!!!」

『ふぅー!!!』

裕翔「涼介ぇええ!かわいいぞ!」

大貴「おい、目立つって。」

夏服が多い聴衆の中で、黒い王子様衣装の中島くんはとても目立つ。しかも、さっき俺の名前呼んだ?情報が多すぎて最後のアピールタイムなのに、頭の中が真っ白になってしまう。

涼介「あ、えっと。一緒に水族館行きたいな?」

『うぉおおお!!!超絶かわいい涼ちゃん!』

八乙女「候補者が出揃いました!それでは、優勝者の発表です!」

ドラムロールと同時にスポットライトがぐるぐると体育館中を動き回る。

八乙女「ドドン!優勝は、エントリーNo.5 Ryosuke Yamada!!!」

『うぉおおお!!!』

裕翔「やったー!おめでとう!涼介!」

真っ白な光に照らされて、動揺していると光先生がマイクを向けてくる。

八乙女「見事、200票以上を獲得して圧勝です!山田選手。今のお気持ちは?」

涼介「え、あ、気持ち。」

八乙女「誰に伝えたいですか?」

気持ちを伝えたい相手…。中島裕翔くん。でも、彼は大ちゃんが好きで。俺がこれを伝えていいものか。

涼介「あ、あの。水族館に一緒に行きたい人はいるんだけど。どうしよう。」

八乙女「じゃあ手を上げてもらいますか!山田くんと一緒に水族館デート行きたい人!」

裕翔「はーい!!」
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