難攻不落の姫ytym
裕翔「暗くなっちゃったね。」
涼介「うん。」
紫が滲む春の夜の空の通学路で2人のローファーの足音だけが響く。俺や大ちゃんよりも20cmくらい大きい中島くんは、歩幅が全然違って男の子を感じる。
裕翔「巻き込んじゃってごめんね?今度なにか、お礼させて?」
涼介「お礼、か。」
中島くんは何度も謝ってくれたけど、俺は2人で一緒に仕事が出来たことが嬉しかった。だからお礼なんて別に気にしなくていいよと思ったけど、強いて言うなら…。
涼介「卵焼き…」
裕翔「たまごやき?」
涼介「中島くんのお弁当の卵焼きがもう一回食べたい。」
街灯に照らされた中島くんの顔は、逆光で見えづらかったけど目を見開いているのがわかった。
裕翔「そんなに、うちの卵焼きが気に入ったの?」
涼介「うん、カップグラタンと交換しよ。」
裕翔「やった、俺もあれ大好き!」
駅に着いたらちょうど電車が着いて乗り込んだ。後ろを振り返ると、中島くんは乗っていなかった。
スマホを開くと、「今日はありがとう。電車反対方向だから一緒に乗れなくてごめんね。卵焼き楽しみにしてて。また明日😄」と、メッセージが来ていて、なんと返そうか悩んでいるうちに最寄り駅に着いてしまった。
涼介「うん。」
紫が滲む春の夜の空の通学路で2人のローファーの足音だけが響く。俺や大ちゃんよりも20cmくらい大きい中島くんは、歩幅が全然違って男の子を感じる。
裕翔「巻き込んじゃってごめんね?今度なにか、お礼させて?」
涼介「お礼、か。」
中島くんは何度も謝ってくれたけど、俺は2人で一緒に仕事が出来たことが嬉しかった。だからお礼なんて別に気にしなくていいよと思ったけど、強いて言うなら…。
涼介「卵焼き…」
裕翔「たまごやき?」
涼介「中島くんのお弁当の卵焼きがもう一回食べたい。」
街灯に照らされた中島くんの顔は、逆光で見えづらかったけど目を見開いているのがわかった。
裕翔「そんなに、うちの卵焼きが気に入ったの?」
涼介「うん、カップグラタンと交換しよ。」
裕翔「やった、俺もあれ大好き!」
駅に着いたらちょうど電車が着いて乗り込んだ。後ろを振り返ると、中島くんは乗っていなかった。
スマホを開くと、「今日はありがとう。電車反対方向だから一緒に乗れなくてごめんね。卵焼き楽しみにしてて。また明日😄」と、メッセージが来ていて、なんと返そうか悩んでいるうちに最寄り駅に着いてしまった。
