難攻不落の姫ytym

薮「と、言うわけで、山田くんお願いします!」

涼介「はぁ。いいですけど。」

裕翔「ごめんね、巻き込んじゃって。」

放課後、中島くんに呼ばれて着いていったら多目的室で、中には3年の薮先生がいた。聞けば、来週の生徒総会のパンフレットを僕らに綴じて欲しいらしい。

薮「悪い、俺この後部活見なきゃだから、終わったら職員室の俺の席に置いておいて。鍵ここ置いておくから!」

裕翔「わかりました!」

目の前には膨大な紙の山があって、これを全部綴じていくらしい。

裕翔「30枚の紙を7クラス、3学年分…これ1日で終わるのかな。」

涼介「やるしかないね。」

最初はひたすら紙を順番通りに重ねて行く。1クラス終わる事にホチキスで止めていくことにした。

裕翔「これ、手が疲れちゃうね。」

涼介「ね、結構力いる。」

今どこまで終わったっけと見てみたら、まだ1年2組でちょっと絶望する。

裕翔「そういえばさ、なんで副リーダーやってくれたの?」

目が回りそうになりながら、紙を重ねていると中島くんが話しかけてくれる。そういえばなんでだっけ。

涼介「うーん、なんでだっけな。俺帰宅部だけど、家帰ってもやることないから別にいいかなって。」

裕翔「そうなんだ。」

本当は中島くんがリーダーやるって言ってくれたから、気づいたら自分も手をあげていた。でもそんなこと言ったら困らせちゃうと思って適当にごまかす。
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