白雪姫への反乱
城に帰って来たお婆さんは、丸い飴玉を嘗めます。
すると、みるみる内に若返り、女王様の姿に成ったのです。
そうです。
お婆さんの正体は、女王様だったのです。
ちなみに、舐める事で歳をとったり若返ったりする飴も、商人から買いました。
女王は手紙を持って、王様が寝ている寝室へ向かいました。
部屋に入ると、王様は起きていましたが、まだ苦しそうです。
「あなた、スノーホワイトから、手紙を貰ってきましたよ。」
「何?それは本当か?」
王様が苦しそうにゆっくり起き上がると、女王は姫からの手紙を開けたのです。
手紙には、
自分は元気だという事、
城の皆に申し訳ないと思っている事、
結婚の覚悟が出来たら、もしくは互いに好き合う人が出来たら帰る事などが書かれていたのです
「あの子が帰ってくるまで、じっくり待ちましょう?」
女王はそう言いました。
王様も、姫が素晴らしい婚約者を連れて帰ってくる事を、ゆっくりと待つ事にしました。
ちなみに、その日から王様の症状は、快方に向かったのでした。
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