誕生日が過ぎて、白雪姫は七歳になりました。


白雪姫は七歳だというのに、実母の美貌を受け継ぎ、人形の様に大切に育てられて、それはそれは美しく成長したのです。



しかし、継母である現女王様、ブロッサムはこれがおもしろくありません。



なぜなら、白雪姫はまだ七歳だというのに、結婚や交際を求める男が後を断たなかったからです。

血は繋がっていなくても自分の娘。どこの馬の骨ともわからないような輩に、大切な娘を渡したくなかったのです。



ちなみに、
王様と女王様の間には男の子が産まれました。
この子は髪が月の様に輝いていたため、
ブライト、輝月の王子と名付けられました。
白雪姫の二つ下です。
こちらも、未来の王様として、大切に育てられています。

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