白雪姫への反乱
昔々、とある王国に、子宝に恵まれない王様と女王様がおりました。
王様の名前はアルバード。
歳はもう58歳。そろそろ本格的に後継ぎの問題が出てきます。
若くて美しい妻、アーリアも、その事を気にしていました。
ある雪の降る日の事、
女王様が窓際で刺繍をしていました。
すると、女王様は針をうっかり自分の指に刺してしまったのです。
窓の縁に積もった雪に、
指から流れた血が滴り落ちます。
それを見た女王様は、こう呟いたのでした。
「あぁ、この雪の様に白く、この血の様に紅く、この黒檀の様に黒い子供が欲しいわ。」
≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
それから二年後、王様と女王様の間にとてもかわいらしい女の子が産まれたのです。
透き通るようなその肌の白さから、
スノーホワイト、白雪の姫と名付けられたその娘は女王様が願った通りに、
雪の様に白い肌で、
血の様に紅い唇で、
黒檀の様に黒い髪をしていました。
しかし、女王様は子供を産んで間もなく亡くなってしまったのです。
王様は、遺された娘を思って、また新しくお嫁さんを貰い女王様にすることを決めました。
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王様の名前はアルバード。
歳はもう58歳。そろそろ本格的に後継ぎの問題が出てきます。
若くて美しい妻、アーリアも、その事を気にしていました。
ある雪の降る日の事、
女王様が窓際で刺繍をしていました。
すると、女王様は針をうっかり自分の指に刺してしまったのです。
窓の縁に積もった雪に、
指から流れた血が滴り落ちます。
それを見た女王様は、こう呟いたのでした。
「あぁ、この雪の様に白く、この血の様に紅く、この黒檀の様に黒い子供が欲しいわ。」
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それから二年後、王様と女王様の間にとてもかわいらしい女の子が産まれたのです。
透き通るようなその肌の白さから、
スノーホワイト、白雪の姫と名付けられたその娘は女王様が願った通りに、
雪の様に白い肌で、
血の様に紅い唇で、
黒檀の様に黒い髪をしていました。
しかし、女王様は子供を産んで間もなく亡くなってしまったのです。
王様は、遺された娘を思って、また新しくお嫁さんを貰い女王様にすることを決めました。
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