世界の終わりに
「ねぇ、朔ちゃん。」
「何?」
「私の気持ちを知ってて、私からの告白を待つとかさ、酷くない?」
「俺の気持ちがわからなかった罰だよ。」
「ちゃんと知ってましたー。そんな事言って、あんなキザい台詞、恥ずかしかったんでしょ?顔真っ赤じゃん。」
「うるせー。夕日のせいじゃ、ボケー。
お前だって顔真っ赤じゃん?さっきのアレはプロポーズですか~?」
「私だって夕日のせいだもん!
………プロポーズ、かもよ?」
「!!!」
「な~んちゃって。
ほら、もう暗くなるし、一緒に帰ろう?(手を出す)」
「あぁ。そうだな。(ギュッ)」
end
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