第一章
夢小説設定
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少年と一緒に席を確認するとどうやら隣同士なことが判明した。柳弥の席は校長が決めたのだがなんという偶然なのだろう、と感じていた。
隣同士だね、と話しかけると嬉しそうに笑っていた。正直なところ何故喜んでいるのかというのは彼女には理解が出来ていなかったが…
「おい、誰だよソイツ」
柳弥とは反対の、少年…緑谷の隣の席の少年が話しかけてきた。どうやら同じ中学出身らしい。柳弥が何か言おうか、と思っていたところ緑谷が説明を始めたので黙っておくことに。
「あ!かっちゃん!さっきこの人にハンカチ拾ってもらったんだ!」
しどろもどろになりながらそう話す緑谷にふーん、と一言呟いた。
「で、名前は?」
そう言われると緑谷は言葉に詰まる。教えてなかったな、と此処までの会話を聞いていた柳弥は徐に口を開いた。
「…闇谷、柳弥」
簡潔にそう自己紹介のようなものを済ませると緑谷も自己紹介してくれた。
「ぼ、僕は緑谷出久!改めて宜しくね…えっと、」
「柳弥でいい…苗字はあまり」
なんて呼べばいいか、と困っているのを見てそう伝えると緑谷は、じゃあ柳弥くんって呼ぶね!と嬉しそうにしていた。
名前を聞いてきた本人はまたもやどうでも良いといった顔をしていたが。自分は話さないのか、と思っていると代わりに緑谷が説明してくれた。ツンツン頭の少年は爆豪勝己というらしい。
余計なことを言うな、と睨まれていたが。
______________
そして説明が始まった…のだが。色々と問題が発生していた。
まずプレゼント・マイクの挨拶から始まったのだが…それに対して反応した生徒、0名。緊張を解そうとしていたのは柳弥にも感じ取れたのだが。
緑谷はそんな姿を見て解説をしていた。どうやら、俗に言う”オタク”という奴らしい。流石に隣の爆豪からうるせえ、と注意を受けていたが。
手元に配られていたプリントに目を通しながら説明を聞き流していた柳弥にとってこの試験は二度目。ルールは勿論の事把握している為、早く終わらないかな、と思っていた。
眼鏡君が手を挙げて質問し、そのついでに緑谷の事を注意したりしていたが。
要するにこの試験、10分間でどれだけのポイント(P)が稼げるかという簡単なもの。敵 の種類は3種類…いや、4種類 というべきか。
終盤に追加される0Pの…大物。マイクはお邪魔虫と称していたが、この試験のキモはこの0Pにある。
”Plus Ultra”とマイクがお決まりのセリフを言ったところで説明は終わった。この学校の校訓であるその言葉は、何かと良く使われている。
”真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者”
その言葉は、今も卒業したヒーローの中に刻まれているだろう。柳弥もその一人だ。
そんな気持ちを胸に、緑谷くん(とついでに爆豪くん)と別れた。
隣同士だね、と話しかけると嬉しそうに笑っていた。正直なところ何故喜んでいるのかというのは彼女には理解が出来ていなかったが…
「おい、誰だよソイツ」
柳弥とは反対の、少年…緑谷の隣の席の少年が話しかけてきた。どうやら同じ中学出身らしい。柳弥が何か言おうか、と思っていたところ緑谷が説明を始めたので黙っておくことに。
「あ!かっちゃん!さっきこの人にハンカチ拾ってもらったんだ!」
しどろもどろになりながらそう話す緑谷にふーん、と一言呟いた。
「で、名前は?」
そう言われると緑谷は言葉に詰まる。教えてなかったな、と此処までの会話を聞いていた柳弥は徐に口を開いた。
「…闇谷、柳弥」
簡潔にそう自己紹介のようなものを済ませると緑谷も自己紹介してくれた。
「ぼ、僕は緑谷出久!改めて宜しくね…えっと、」
「柳弥でいい…苗字はあまり」
なんて呼べばいいか、と困っているのを見てそう伝えると緑谷は、じゃあ柳弥くんって呼ぶね!と嬉しそうにしていた。
名前を聞いてきた本人はまたもやどうでも良いといった顔をしていたが。自分は話さないのか、と思っていると代わりに緑谷が説明してくれた。ツンツン頭の少年は爆豪勝己というらしい。
余計なことを言うな、と睨まれていたが。
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そして説明が始まった…のだが。色々と問題が発生していた。
まずプレゼント・マイクの挨拶から始まったのだが…それに対して反応した生徒、0名。緊張を解そうとしていたのは柳弥にも感じ取れたのだが。
緑谷はそんな姿を見て解説をしていた。どうやら、俗に言う”オタク”という奴らしい。流石に隣の爆豪からうるせえ、と注意を受けていたが。
手元に配られていたプリントに目を通しながら説明を聞き流していた柳弥にとってこの試験は二度目。ルールは勿論の事把握している為、早く終わらないかな、と思っていた。
眼鏡君が手を挙げて質問し、そのついでに緑谷の事を注意したりしていたが。
要するにこの試験、10分間でどれだけのポイント(P)が稼げるかという簡単なもの。
終盤に追加される0Pの…大物。マイクはお邪魔虫と称していたが、この試験のキモはこの0Pにある。
”Plus Ultra”とマイクがお決まりのセリフを言ったところで説明は終わった。この学校の校訓であるその言葉は、何かと良く使われている。
”真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者”
その言葉は、今も卒業したヒーローの中に刻まれているだろう。柳弥もその一人だ。
そんな気持ちを胸に、緑谷くん(とついでに爆豪くん)と別れた。