第二章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
柳弥が教室に入ると先に来ていた飯田が声を掛けてきた。
「おはよう柳弥くん。昨日はびっくりしたぞ!」
「おはよう飯田くん、昨日…?」
柳弥が首を傾げていると飯田が個性把握テストの事だ、と言ってくれたおかげで思い出せた。
「……あの時は勝手に使っちゃってごめん。説明してる時間が無くてね」
「大丈夫だ、気にしていない!それにしても柳弥くんの”個性”はすごいな!?俺の”個性”をどうやって使ったんだ!?」
ずい、と前のめりになって飯田が質問をしてくる。柳弥は後退りしながら、順番に説明するから落ち着いてくれ、と飯田に言ってどうにか落ち着いてもらった。
そこからは簡単に状況を説明する。握手してもらったときに個性を借りた、とか。どんな効果なのか聞いたのは柳弥が使う時に必要だから、だとか色々。
その間、飯田は相槌をうったり、成程!と声をあげたりしていた。
一通り説明が終わると柳弥が話疲れたように割と雑に話を切り上げようとしていた。
「…そんな感じ。疲れたから終わり……」
「む、そうか!すまなかったな、ありがとう柳弥くん!とても参考になった!」
一体何が参考になったのだろう、と思いつつも一言、うんと返事をして席に着く。そして授業が始まるまで眠りにつくことにしたのだった。
とんとん、と優しく肩を叩かれて柳弥は顔を上げた。
おはようございます、と笑う八百万の姿がそこにはあったので柳弥も小さくおはよう、と挨拶を交わす。
「そろそろHRの時間ですから、起きてくださいな」
そう言われれば体を起こす。もうそんな時間か、と思って背伸びをする。
「ありがとう、八百万くん…」
言葉を言い終わると欠伸をして、まだ眠いな、とぼんやり考えを巡らせる。そうこうしていると眠気も覚め、HRが始まった。
一般的な高校と基本的には変わらない。午前中は必修科目、英語等の普通の授業がある。
昼はランチラッシュの作る食事が食べられる食堂に多くの生徒は行くことだろう。柳弥も昔はよく利用していたが最近は合理的に行動するとゼリー飲料で済ませてしまうことが増えていた。
今日も午後から基礎学があるというのにゼリー飲料だけで済まそうとして通りすがりのマイクに捕まっていたりしたが。
そんなこんなで、午後の授業。ヒーロー基礎学が始まろうとしていた。
「おはよう柳弥くん。昨日はびっくりしたぞ!」
「おはよう飯田くん、昨日…?」
柳弥が首を傾げていると飯田が個性把握テストの事だ、と言ってくれたおかげで思い出せた。
「……あの時は勝手に使っちゃってごめん。説明してる時間が無くてね」
「大丈夫だ、気にしていない!それにしても柳弥くんの”個性”はすごいな!?俺の”個性”をどうやって使ったんだ!?」
ずい、と前のめりになって飯田が質問をしてくる。柳弥は後退りしながら、順番に説明するから落ち着いてくれ、と飯田に言ってどうにか落ち着いてもらった。
そこからは簡単に状況を説明する。握手してもらったときに個性を借りた、とか。どんな効果なのか聞いたのは柳弥が使う時に必要だから、だとか色々。
その間、飯田は相槌をうったり、成程!と声をあげたりしていた。
一通り説明が終わると柳弥が話疲れたように割と雑に話を切り上げようとしていた。
「…そんな感じ。疲れたから終わり……」
「む、そうか!すまなかったな、ありがとう柳弥くん!とても参考になった!」
一体何が参考になったのだろう、と思いつつも一言、うんと返事をして席に着く。そして授業が始まるまで眠りにつくことにしたのだった。
とんとん、と優しく肩を叩かれて柳弥は顔を上げた。
おはようございます、と笑う八百万の姿がそこにはあったので柳弥も小さくおはよう、と挨拶を交わす。
「そろそろHRの時間ですから、起きてくださいな」
そう言われれば体を起こす。もうそんな時間か、と思って背伸びをする。
「ありがとう、八百万くん…」
言葉を言い終わると欠伸をして、まだ眠いな、とぼんやり考えを巡らせる。そうこうしていると眠気も覚め、HRが始まった。
一般的な高校と基本的には変わらない。午前中は必修科目、英語等の普通の授業がある。
昼はランチラッシュの作る食事が食べられる食堂に多くの生徒は行くことだろう。柳弥も昔はよく利用していたが最近は合理的に行動するとゼリー飲料で済ませてしまうことが増えていた。
今日も午後から基礎学があるというのにゼリー飲料だけで済まそうとして通りすがりのマイクに捕まっていたりしたが。
そんなこんなで、午後の授業。ヒーロー基礎学が始まろうとしていた。