第一章
夢小説設定
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柳弥は猫背で歩くからか、本来の身長より数センチ小さく思われる。それでも、女子の中では大きい。クラスで柳弥を除く女子の身長トップ、八百万と一緒に隣を歩いているとそれがよくわかるんじゃないだろうか。(八百万は173cm、柳弥は178cm)
「柳弥さ……!」
更衣室で即座に体操服に着替えて背伸びをしていたら八百万がタイミングよく話しかけてきた。この時初めて柳弥の身長の大きさに気が付いたのかきょとん、とした表情で八百万が固まってしまっていた。
「……ん、?」
「猫背だったから気が付きませんでしたわ…!一体、何センチあるんですの!?」
柳弥が視線に気付いて八百万を見ると八百万が瞳を輝かせながら柳弥の手を握って問いかけてきた。その行為にまたもや肩を揺らしてしまって柳弥は内心この癖直さないとな、と思っていた。
「身長…気になる?」
首を傾げて柳弥が八百万を見ると、八百万は勿論ですわ!!と頷いていた。他の女子も気が付いたら柳弥の周りに集まってきていた。
「…178」
観念したのか、それとも隠す必要がないと思ったからかはさておき、柳弥が自白(?)すると更衣室からは驚きの声が上がった。
柳弥はこの状況からさっさと脱出したかったが為に言ったのだが、これが逆効果だった。他にも色々と質問攻めにされかけていたが咄嗟に柳弥が話題を別にすり替えようと口を開いた。
「話はあとで…そろそろグラウンド行かないと」
柳弥がそう言うと確かに、といった感じで囲まれている状況はどうにかなった。ほっと一息ついていると、八百万が話しかけてくれた。
「大丈夫でしたか…?」
「…人に囲まれるのはちょっと…」
どこか青ざめている(様に見える)柳弥を心配してくれたのかそっと背中を撫でてくれた。触れられる度にビクッと肩を揺らしていた柳弥だったが、今回はいきなりじゃなかったという事もあって落ち着いていた。
「成程…あまり得意ではないんですのね」
「そーだね………ありがとう八百万君。僕たちも行こうか」
柳弥がそう声を掛けると八百万も一緒に更衣室を後にした。
柳弥にとって今日という日は記憶に強く残る日であることは間違いなかった。色々な意味で。
「柳弥さ……!」
更衣室で即座に体操服に着替えて背伸びをしていたら八百万がタイミングよく話しかけてきた。この時初めて柳弥の身長の大きさに気が付いたのかきょとん、とした表情で八百万が固まってしまっていた。
「……ん、?」
「猫背だったから気が付きませんでしたわ…!一体、何センチあるんですの!?」
柳弥が視線に気付いて八百万を見ると八百万が瞳を輝かせながら柳弥の手を握って問いかけてきた。その行為にまたもや肩を揺らしてしまって柳弥は内心この癖直さないとな、と思っていた。
「身長…気になる?」
首を傾げて柳弥が八百万を見ると、八百万は勿論ですわ!!と頷いていた。他の女子も気が付いたら柳弥の周りに集まってきていた。
「…178」
観念したのか、それとも隠す必要がないと思ったからかはさておき、柳弥が自白(?)すると更衣室からは驚きの声が上がった。
柳弥はこの状況からさっさと脱出したかったが為に言ったのだが、これが逆効果だった。他にも色々と質問攻めにされかけていたが咄嗟に柳弥が話題を別にすり替えようと口を開いた。
「話はあとで…そろそろグラウンド行かないと」
柳弥がそう言うと確かに、といった感じで囲まれている状況はどうにかなった。ほっと一息ついていると、八百万が話しかけてくれた。
「大丈夫でしたか…?」
「…人に囲まれるのはちょっと…」
どこか青ざめている(様に見える)柳弥を心配してくれたのかそっと背中を撫でてくれた。触れられる度にビクッと肩を揺らしていた柳弥だったが、今回はいきなりじゃなかったという事もあって落ち着いていた。
「成程…あまり得意ではないんですのね」
「そーだね………ありがとう八百万君。僕たちも行こうか」
柳弥がそう声を掛けると八百万も一緒に更衣室を後にした。
柳弥にとって今日という日は記憶に強く残る日であることは間違いなかった。色々な意味で。