謎の声の主になんて返事をしたら良いのかわからずワタワタしてしまう


バンッ


「うらら！起きなさい…って起きてたんなら返事くらいしてよ〜もう学校行く時間よ！」


『は、はい……？』


「何、あんた寝惚けてんの？兎に角今日合格発表なんだから早く朝ごはん食べちゃいなさいね」

パタン



『…？？？？？？』


頭の中のクエスチョンマークが消えない
合格発表とはなんなのだろうか


『考えてもラチがあかないから兎に角この部屋を出よう…』



ガチャ



「お、おはよ、うらら。緊張するね…」


ガタガタドカン！！！


「えぇぇぇぇぇ！？！？どうしたの！？！？僕なんかおかしいこと言った！？！？！？」




『せせせせせせせせせセナ！？！？！？！？』



「もしかして僕の顔なんかついてるとか！？！？驚き過ぎじゃない…！？」



驚くのも無理はない
だって大好きな、昨日も読んだマンガの主人公が目の前にいるから



とりあえず頬をつねってみる


『い、痛い（いひゃい）…』



「？？…よくわからないけど早く朝ごはん食べちゃお？先、下降りてるね…？」



とりあえずコクコクと頷いておく
どうやら頭の整理をする時間はなさそうだ



『えぇ…どういうことなの…？』