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小噺やネタもどき

真なる幸福の価値

2018/05/27 17:42
「誰も傷付かない世界を求める神様に一つ命題を。果たして料理は芸術足り得るか。さぁ、答えてマスター」
「様々な技巧を凝らした料理は、一つの芸術になり得ると僕は思いますよ」
「つまり刹那的な美を認めるんだね。何れ消え去る刹那的な、一時的なものを。そのくせ、永久幸福論にもならない箱庭理論を引き摺ってるの、マスター」
「ええ。失われないものは確かに美しい。けれど、人の本質はいつも刹那的です。だからこそ、徒な口約束で永遠を誓う。そんな一瞬こそ堪らなく愛おしくて、嫉妬するほど美しい。僕は、永久を謳う楽園を望めない。そこには終焉など存在しないから。人を人としてたらしめる窮極の感情の頂は、永久では叶わない。けれど、皆が笑える世界になればいいとも確かに願っているんです」
「馬鹿だね。だから、マスターは誰からも受け入れられないんだよ」

小噺書きながら思ったこと
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