検非違使出現!
この物語を振り回す者は……
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
鶴丸「ーーーなぁ主、これ手入れして直してくれよ」
[もうしばらくそのまま頬に紅葉彩ってて]
鶴丸「これ結構恥ずかしいんだが?」
[それよか長義の心の傷を治すのが大事です]
歌仙「主、苦しくはないかい?」
[大丈夫、いい感じだよ♪]
着付けを終えて衣装鏡を見ると微笑む歌仙の前に立つ浴衣を着た自分の姿が映る
[わはー浴衣を着るなんていつぶりだろか〜♪]
歌仙「僕らの軽装を買ったときに仕入れたのかい?」
[そそ♪折角だし自分のも買っちゃえってねw]
歌仙「いいんじゃないかな?」
色合いも君によく似合ってる
と言いながら浴衣を整えてくれている
…あ、忘れてた!
[ねえ歌仙、自分のこの髪の量で簪ってさせるかな?]
歌仙「問題ないけど、付けてあげようか?」
[うん、これ挿して♪]
と手渡した簪に「へぇ♪」と声を漏らした歌仙にどうしたのかと聞くと
歌仙「雅かつ男が選びそうなものだなと思ってね、これ主が購入したものじゃないね?」
[うんw貰い物w
でもこういう模様も好きだよ?]
付けてもらいながら笑って答えると「それなら心配いらないね」と歌仙も笑っていってくれた
歌仙「さあ、彼の元へ向かうとして手はいるかな?」
[大丈夫♪きっとあの人は私一人で来て欲しいと思うから]
だからいない間のこの場は任せたよ?
拝命したよ、楽しんでおいで?
[お待たせ♪]
膝丸「っ!?」
今日散歩することを約束してた軽装姿の膝丸の元へぎこちなく駆け寄ると私の姿を見て目をわずかに見開き
膝丸「あ、主。その姿は…」
[自分も着物着たかったから♪変じゃない?]
膝丸「ああ、問題ない」
今日の君は一段と美しい
と私にふわりと優しい笑みを浮かべて答えてくれた膝丸に[よかった♪]と笑い返して
[じゃあ早速行こうか♪]
膝丸「無理はせぬように、辛くなったらいつでも言うのだぞ?」
[大丈夫♪]
こうして膝丸と一緒に向かったのは山道
一度一緒に行ってみたかったってのもあって竹藪の道を歩く
今はやんでるけど昨日の晩降っていた雨の影響で独特な匂いが漂ってる
[ん〜!やっぱり雨上がりの竹藪はいい匂いするなぁ♪]
膝丸「主は海と山どちらが好きなのだ?」
[どっちも別の理由で好きだね♪どっちかがって決められないw]
山の場合はこうして木漏れ日の中、散歩するのも好きだし
海は泳いだりオーシャンビューを眺めるのが好き♪
[別の個性というものに惹かれるのも悪くないと思うんだ♪]
膝丸「違いないな♪」
[…あ!そういえば今は軽装きてるけど服装変化おめでとう♪]
そう、この膝丸さん
こないだまでの江戸城イベで服装が最終のものにまで変化しましたw
めっちゃ頑張ったって意味だよね?
んで膝丸がこうなら他の皆も同じくらい強くなったってことになるよね?
っはーーーーーめっちゃ頼もしくなったっていう実感よw
膝丸「勝負には負けてしまったがな?」
[でも自分は強くなってくれるのも嬉しいよ♪]
だって強くなれば折れてしまう心配もしなくていいでしょ?
と問いかけると「ああ、そうだな」と頷いてくれる膝丸はホント優しいなぁ
[で、えー吼丸になって薄緑になったんだっけ?]
膝丸「そうだ、まさしく君と縁があるという義経公の時の名前だな」
だが・・・
膝丸「君には[うん、膝丸って呼び続けるよ?]
[主によって名前変えられるのはもう沢山でしょ?]
膝丸「ああ、礼を言うぞ」
ハラリと誉桜を舞わせながら膝丸が礼を言った時だった!!
南泉「主ーーーーー!!大変にゃーー!!」
と血相変えた様子で南泉が私達の元へ駆けてきた
膝丸「南泉か、よくここが分かったな」
南泉「歌仙にどこへ行ったか教えてもらったんだ、にゃ…でもそれどころじゃねぇ!!」
そう言って南泉は勢いよく私をみて
南泉「主!大変だ!」
[何があったの…?]
問いかけた私に南泉はやや息を切らせながらも1つ間を開けて口を開いた・・・
南泉「出陣していた部隊全員が大怪我で帰ってきた!んで…」
長義の野郎が戦線崩壊寸前だ、にゃ!
[皆っ!!]
燭台切「主…」
[Σ…っ!?]
着物姿のため、上手く走れないから膝丸に抱えてもらって帰宅門へやってきた私は言葉を失う
皆南泉の報告通りボロボロで、長義に至っては片足がなく目元にも斬り傷を負っていて目が見えていないような状態で燭台切に支えてもらってやっとだった
燭台切「ごめん…格好悪く、撤退してきたよ」
[・・生きて帰ってくるのが主命だよ?それも守ってくれたことだけで十分]
燭台切も深い傷を負っていると言うのに支えてくれた事に感謝しかなかった
[南泉、すぐに手入れ部屋の準備を]
南泉「ああ!」
一緒に来た南泉に頼んだあと「長義…」と呼びかけるとピクリと反応を示して弱々しく顔を上げて半分開けられてないような目で私の方を向くと…
長義「・・・」
ズルッと燭台切から滑り降りるように私へ寄り掛かってきた長義を抱き留める
彼から鉄の匂いが漂ってくると同時に今着ている浴衣がジワジワと血で染まっていく
亀甲「っ主、着物が!」
[関係ない]
燭台切「だけど、折角綺麗な織物なの[関係ないって言ってるでしょ?]っ!?」
自分でも驚くほど低い声が出た…
その音程に燭台切の言葉が止まる
[着物は洗ったりすればいい。自分にとって優先すべきなのは着物の清潔さじゃなくて仲間の命!]
主命を出した以上、自分だってそれ相応の行動を示さなきゃ廃るもんでしょうが…
ここまで言うとそれ以上何か言おうとする人は誰もいなかった
南泉「主ー!手入れ部屋用意したにゃ!!」
[ありがと南泉。じゃあ燭台切達は自分のペースでいいから部屋に向かって?
南泉は彼らを支えてあげてくれる?]
亀甲「分かったよ」
南泉「了解」
[それから一つ]
ちゃんと全員戻ってきてくれてありがとう
と感謝を述べると皆私に一礼をした後手入れ部屋へ向かった
[さて、長義も手入れ部屋行こうか?]
長義「…だ」
[…え?]
気のせいじゃなかったら"いやだ"って言わなかった?この長義
[どうして…?]
長義「・・っ」
長義は力なく私の袖を掴むと自分の頬に額を寄せた
こんな時にこの甘え方をするって事は…
[…自分に手入れして欲しいの?]
長義「……」
否定しないって事はそう言うことか!
なんだよ!?手入れ拒んだかと思ってクッソビビったじゃないか!!?
焦らすなや長義さんよお!!
[でも自分だったら手入れ部屋の機能より明らかに遅いから時間かかるよ?]
長義「・・いぃ」
主に、して欲しい…
なんて言われちゃ否定するわけにゃいかんでしょ?
[分かった。じゃあ手入れする刀の姿に戻れる?」
流石に長義を抱え続けられる力はないと思われるのでお願いしてみると、弱々しい動きで血塗れた自分の刀を手渡してきた
それを受け取ると長義の身体が白く輝き出して刀にその光が吸収されていくように消えていった
[(なんかポケモンがボールに戻っていく感じだなぁ)じゃ、行くよ?]
刀の姿になった長義に言うと私は手入れ道具がある場所へ向かった
