演習と特付き
この物語を振り回す者は……
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博多「主、これが今月の収入たい!」
ニコニコしながら駆け寄って来た博多の手に持ってる手帳に書かれてある数字を見て驚いた!
いやいや!これを約半月で得られる収入じゃないでしょ!?
[凄いね博多…]
博多「今回は顕現したてやったけん日数少なかったもんで、まだ低いとよ?」
[もっと増えるの!?]
これ以上のことを想像すると目がお金になっちゃいそうだわ…流石だな博多…
[好調なスタートきってもらっといて悪いけど今度出陣お願いしていい?夜戦になりそうだから短刀や脇差メインで行きたくて]
博多「よかよか!オレん事ば分かってくれる主しゃんの頼みなら任せんしゃい♪」
嗚呼、博多可愛い…
なんて思っていると無意識の内に博多の頭を撫でていた
やべ、と思ったけど博多も嬉しそうな顔をしていたから何より♪
こんのすけ「審神者様〜!」
[お?どったよこんや]
タッタッと駆けてきたこんは何かを咥えている
[なにそれ?また提出間近の用紙?]
こんのすけ「今回は違います!ご安心ください」
それを聞いて安心しながら手紙の中身をいざ拝見
どうやら演習のお誘いみたいで(こういう風にくるんだ)と思った
こんのすけ「こちらから何か条件があればそれをのんでくれるようで」
[じゃあ自分がまだ持ってない大太刀・薙刀・槍・剣を除いた編成で!こっちもすぐに編成して向かうよ]
こんのすけ「了解です!」
こうして初の演習を行うために私は出陣メンバーを連れて演習場にやってきた
予約してくれていたのか本丸番号を名乗ると一つの広場へ案内され、少し離れた場所に6人の刀剣男士を連れた女性の審神者がいた
[あ!どうも、今日はお誘いありがとうございます]
審神者「あ!待ってたわ?今日はよろしくお願いします!」
おー、ずいぶん明るい子だな。自分よりちょっと若い感じ?
審判「今宵のフィールド条件は何かありますでしょうか?」
審神者「昼間のただっぴろい平原。天気も異常気象なしの晴れ」
審判「かしこまりました」
審神者「じゃ、お互い励みましょ♪」
[あ、はい]
なんか振り回されそうだな〜この子に…
なんて思ってると後ろから肩をポンと置かれ
振り向くと長義が立っていた
長義「何かしらなことを考えていることに違いないな。完全には心をゆるさないことをお勧めするよ?」
[やっぱり?ちょっと雰囲気的に引っかかってね?]
歌仙「気付いていたようで安心したよ」
私達のそばで聞いていた歌仙が胸を撫で下ろしている
まぁね〜ああ言うのに引っかかる人間って多いもんね〜警戒は大事だよなぁw
[とりまここは演習をしっかりこなしてきて?]
小夜「了解」
膝丸「主の名を汚さぬよう努めを果たしてこようぞ」
演習結果
〜勝利 B〜
[お疲れ〜相手結構強そうだったけどよく勝てたね♪]
歌仙「正直言って力任せなところばかりだったよ」
膝丸「しっかりと落ち着いた行動が大事だな。勝利できてよかった」
んぉあぁぁぁ!!
皆さんの破れた服装の隙間からお肌が合間見えて萌えますわ!!
たまらん!こりゃたまらん!!誰か白米持ってきて!!コシヒカリでね!?
なんて脳内で悶えていると演習相手の審神者がこっちに歩いてきている
・・・ん?向こうの鶴丸がなんか慌てた表情で手をブンブンやってるけどなんだろう?
審神者「っ!」
長義「っ、引け!」
グイッ!
[うぉわ!?]
長義に強引に手を引かれ、彼の後ろへやられた直後振り向いてみると
ガキィンッ!
と刀で交えている長義の姿があった
Σまって!この審神者ちゃんが持ってんの鶴丸じゃん!!
だから慌ててたのか!!
声に出してくれ!平安白ジジイであってもそれくらいの肺活量なんざお手の物でしょ!?
長義「俺の主に刃を向けるとはどんな気の迷いかな?」
審神者「何もかも貴方のせいなのよ?」
長義「俺の…?」
ん?アンタらお知り合い?
・・はっ!?まさかドラマでよくあるドロドロ展開始まっちゃう!?
"彼は私のものよ!?"的なやつ!
・・・でも数日遅かったなぁ
[・・・・・]
色々あって長義の事は信用してるから今のような言葉を投げられてもこの人に怒りなんて感じないわ♪
長義「何を言っている…?俺は記憶力に自信がある方だから言わせてもらうが君と俺は初対面だ」
初対面なんかーーーーーい!!!
じゃあただの審神者ちゃんの当てつけじゃん!カッコ悪w
審神者「…でも私は知ってる」
貴方を・・山姥切長義を!!
[…あーなるほどね]
膝丸「主?」
歌仙「何かわかったのかい?」
まだ理解しきれてない歌仙達が私に聞いてくる
いやだって、この人の発言上あれじゃん
長義難民さんじゃん!
だから長義が初期刀でいる私を呼んで怒りで私に振りかかって長義が庇ったとしても止めようとしてないパターンじゃん!
長義難民なら来てくれない長義自身にも怒りはあるだろうしね〜w
[自分まだ審神者初めて一ヶ月くらいだけど聚楽第やった事ないんですか〜?]
審神者「あるわよ!でも判定が悪かったから顕現できなかったの!!」
[・・・てことは]
長義「・・・・・」
あ〜あ、長義ちゃんの気配が黒く…
怒りゲージ上がってきてますな
[膝丸、いざという時には長義を止めに入ってね?]
膝丸「承知した」
長義「……それは君の判断が悪かっただけだ。君の本丸を監査した別の個体の俺も、ここにいる俺の主も悪くない」
つまりは…だ
長義「今君が行ったのは自分の失敗の悔しさを晴らすための八つ当たりだ」
審神者「〜っ!?」
(怒ってんね〜長義…)
もうね、これに愛を感じずにはいられませんわよ?
この光景見ながらワイン飲みます?w
長義「つけられた評価に異論があるのならぶつける先は少なくとも君の本丸の監査をした長義だろう?」
だが、君が自分の脳内で思考を巡らせたのは人間と刀剣男士との力の差だけ…
長義「俺を初期刀としてつけた主という人間ならば鬱憤を晴らせられるだろうと思い、今回の行動に出た」
そこまで考えたのならこうは考えなかったのかな・・?
フォンっ!
長義「その主を傷つけようものなら初期刀たる俺が君へ怒りを覚えるだろうと」
長義ちゃんついに刀を彼女に下ろしちゃった〜
目と鼻の先に伸ばしてるだけで斬ってはいないからまだいいけど…
[長義〜、その子に手を出したらおそらく彼女と同族になるよー?]
長義「っ!?」
私を思ってくれる気持ちはわかるけど…
[(2つの意味で)戻っておいでよ長義?]
長義「・・・」
この問いかけに長義がゆっくりと刀を鞘に収めたのを見て…
[大丈夫そう?]
膝丸「ああ、何とかなったようだ」
[おーし、じゃあ本丸へ帰るよ皆?]
私が戻るためのゲートのある方へ歩き出すと皆も後へ続くように歩き始める
[とりあえず君は、逆襲を仕掛ける前に足りなかったものを補う努力をしたほうがいいと思うよ?]
膝丸「間違いないな」
[もしちゃんとできてたらその長義だって優判定くれただろうし、ねぇ?]
長義「ああ、如何なる理由があっても不正は許されざる行為となってるからな」
力量が確かなものだと判断すれば
君の本丸も俺を迎えることができるだろう
審神者「・・・」
[わかってくれたかな?]
審神者「・・た」
[…ん?]
さっきはどうもすみませんでした
と震えた声になりながらも審神者ちゃんは私に向かって頭を下げて謝った。
[いいよいいよ、次がなければそれで♪]
長義「実力を示せ…」
別の方面でそれを見せようとも、それが実力の内には入ることはないのだからな
