本歌と写し
この物語を振り回す者は……
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パシィンッ!!
ん〜いい音が響いたなぁ〜一体何の音だろうねぇ〜
ん?知りたいって?
何の音かと言うとね〜?
[!!!??]
はい!私が思っクソビンタされた音です!
凄いいい音でしょ?叩いた人はさぞや爽快だろうなぁ〜
じゃなくて!!!
何で叩かれたの自分!?
さっきまで何してたかと言うと
畑仕事をしていて足りないものが出てきたからまんばに留守番頼んで長義連れて買い物に来たんだけど
買いたいもん買えた〜♪
さぁ本丸帰ろ〜って帰ろうとした時
[ん?]
なんか走ってきてるな〜って思った自分がさっきのいい音をさせて少し飛ばされた後地面に尻餅ついたって感じですな
誰にブっ叩かれたのか分からず顔を上げた私は何とまあ驚きましたよね?
長義「・・・・」
[…ち]
長義やないかああああああい!!!
まって!私の長義は買った荷物抱えてすぐ後ろで驚いてるから別の長義だよね?
じゃあ何とかわかりやすい表示で言い表さないと!!
[え、えっと…自分は何で叩かれて…?]
本歌「…くっ!!」
[ぅぉわ!?]
今度は胸ぐら掴まれて持ち上げられる、だと!?
めっちゃオコやないですのん!!
え、自分何した!?通りすがりにこっちの長義の外套踏んじゃった??
長義「その手を離してもらおうか?」
別の俺
と私を持ち上げている手首を掴みながら低い声で言い聞かせる長義はあの時みたいに怒り心頭です!
嗚呼、長義カッコいいよ!!
審神者「ちょ!何やってるんだ長義!」
本歌「…ちっ」
どうやらこの長義の主が来たみたいで舌打ちしながらも解放してくれた
再び尻餅ついてクッソケツ痛いけど…
審神者「ウチの長義がすみません…普段あんな奴じゃないんだ」
[大丈夫、自分の長義がこの性格じゃないって分かってるから]
そう言いながら長義に手を借りて立ち上がる
…でも何でこの長義は怒ってるんだろう
自分がまるで過去に長義に悪いことをしたかの・・・
[あ、もしかして…]
長義「主…?」
[京の刀展の…長義?]
本歌「・・・・」
何も言わないってことはそうなのね!!?
あの時の長義なのね!!?
そりゃ殴られても文句言えないわ!!
2018年に開催された京の刀展で、山姥切が展示されてると聞いて見てみたら“山姥切国広”じゃなかったからあまり見なくてその際に"まんばじゃないならいいや"ってその前でボヤいたんだよなぁ…その時初登場となったばかりの長義だとは思ってなかったし・・
まさかその長義も顕在してたとは!
[あの時は悪かったね]
本歌「…まぁ、お前の霊気が高かったからこのような場が出来た場合鉢合わせられる可能性はあると踏んでいたし」
その時一発殴れればいいと思っていたからもう満足だよ
と見事に冷めた表情で見下されてます
その視線に背中は凍ってるけどなかなか見れない表情に内心は萌えております!!安心してください!!←反省しろw
審神者「きみ、大丈夫か?」
[大丈夫です、叩かれた理由もわかったので]
長義「・・・・」
[長義も、落ち着いて]
自分は平気だから
と言い聞かせながら頭を撫でると渋々といった感じだけど落ち着いてくれた長義はおろしていた荷物を持ち直した
長義「…今の一発で満足したのなら今後一切俺の主に何かしら仕組もうとするな」
本歌「俺を許すと言うのか?」
長義「主の慈悲の心に免じて、だ。本来ならば許したくない」
なんなら、今すぐに折ってやりたいくらいだよ…
とか言ってますけど、こっちの長義ちゃんを折っちゃったらきっと貴方もいなくなるからそんな事言っちゃダメですよ?
長義「…帰ろう、主」
[うん]
もう1人の長義に頭を下げた後私は長義に引かれ、万屋を後にした
[ただいま〜]
薬研「おー、大将お帰…」
鯰尾「主さん!?その頬は一体…?」
帰ってみると薬研達も出陣から戻ってきてて、私の頬を見るなり慌てて駆け寄ってきた
[ちょっとあってね?大丈夫、話は終わらせてきたから]
薬研「手当てする、こっち来てくれ」
鯰尾「俺救急箱持ってくる!」
手際よく手当てしてくれる薬研
その側ですごく心配そうな顔を私に向けている長義…
薬研「これでよし、叩かれただけだから痕にはならないと思うぜ?」
[ありがと薬研]
膝丸「だが君が体罰を受けるなど、俺たちが出陣してる間に何があった?」
[膝丸と同じように刀展の記憶を持った男士にやられた。でもその人も自分を叩けたからもういい、って言ったからこのお話はおしまい♪]
まんばが畑で働いてくれてるからこれ持って手伝いに行ってくれる?
と買ってきたものが入った袋を手渡して薬研達を部屋から出す
[・・・長義]
長義「・・・・」
私はあの時から口数が減っている長義へ呼びかける
それに応えるようにゆっくりと近寄ってきた長義は今や湿布が貼られている私の頬に優しく触れる
長義「…俺がすまなかった」
[あの子は長義であっても私の長義じゃないから、気にしなくていいよ?]
長義「・・・」
チュ…
と湿布越しにキスをした後そこに頬擦りして私の肩に顎を乗せる長義は甘え下手、慰め下手な子供のようでとても可愛い。
でもなぜキスした?ありがたく受け取っておきますけどなぜキスした??
[長義、大丈夫だから…]
長義「・・らが」
[ん…?]
長義「彼らが戻ってくる頃には元の俺に戻るから…」
だからそれまでは・・・
長義「このままでいることを許してくれ」
[・・・うん]
スッ
と私は優しく長義を抱きしめ落ち着かせるように、背中をトントンと優しく叩く
[いいよ?いくらでも私に甘えておいで?]
長義「…っ」
私が言い聞かせた言葉に長義は背中に腕を回し私をそっと抱きしめた…
言っちゃいけない雰囲気なんだろうけど言わせてくれ・・・
長義ちゃんやっぱりいいにおry←
