出陣と鍛刀と手入れ♪
この物語を振り回す者は……
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万屋で買った日記帳に書いた内容
・私の長年の夢叶ったぜ!!
・これから逆ハーの物語が始まる!
・山姥切ツインズ最高!
・薬研はすでに極ってる説爆誕
・私の本丸担当のこんのすけはゾロアの色違い
これらを書いてお休みgoodnightした
うん、goodnightしたんだよ?
そこまではよかったんだけどね?
[・・・・・]
長義「・・・」
なぁんで俺と一緒に寝てんのかな長義さんん!?
くっ!別に寝顔がちょっと幼めに見えて可愛いだなんて思ってないんだからねっ!!?
[・・・]
とりま起きようと布団から出ようとするよね?
したらさ、出れないよね?何でかと思うよね?
長義「・・・・」
この長義が私の腰掴んで離さないからだよおおおおおおお!!!
なにこの力!?ホントに寝てんだよねこの子!?出れねええええええええ!!!
ガラッ!
薬研「お困りか?大将」
[薬研!ちょうど良かった!ヘルプ!]
実はずっとそこにいたんじゃね?
っていうタイミングで現れた薬研にツッコミ入れたいのをグッと抑えて手を伸ばす
それに薬研は「はいよ」と答えて手を伸ばしてくれたけど
グイッ!
長義「邪魔、しないで貰えるかな?」
引き戻してくれるなあああああぁああ!!!
そしてやっぱ起きてたんか長義いいいいいいい!!!?
薬研「…だけど大将は旦那の懐から出たがってるように見えるぜ?」
[・・・]
ハイ、出して欲しいです
いい匂いに包まれるのは悪くないけれども…
トイレ、行きたいので…
その後無事に解放してもらい漏らすことなく手洗い済ませられた自分はなんか作ろうと思い廁へ向かう
綺麗なキッチンでついてる窓からは見事なオーシャンビュー♪
作る側としても気分いいもんだ♪
[とりまおにぎりかな?]
と米をといで炊飯器を早炊きでスイッチオン♪
その後簡単な具材準備をしていると
鯰尾「おはようございま〜す♪」
こんのすけ「キッチンの使い勝手はいかがですか?」
鯰尾とその肩に乗ってこんのすけがやってきた
その2人に挨拶を返す
鯰尾「いい匂いですね〜♪」
こんのすけ「様々な具材用意して楽しんでもらおうという考えですね?」
[好き嫌いあるかもだし、食事は楽しいって知ってもらいたいからね♪]
3人揃って最後に"ね"をつけて終わらせるとそれに気づいた鯰尾が笑う
うん、可愛いな鯰尾
鯰尾「じゃあ他の皆を呼んできますね?」
[お願いね?]
鯰尾「任せてください♪」
笑顔で答えて早速向かった鯰尾を見送り炊き上がるのを待ってジャーを開ける
[おぉ!]
ホッカホカで美味しそうな白米が出来たことに声を漏らし熱ちち!と白米の熱さに奮闘しながらも早々とおにぎりを作る
[できた!]
こんのすけ「お見事です♪では早速持って行きましょう♪」
持っていって皆で"いただきます"した直後からあっという間に作ったおにぎりが消えていく
そんなかで思ったのは…
[長義とまんば、同じ具材選んでるwww]
全く違えることの無かった具材選びにふき出すのを堪えるのに必死だった
食事と片付けを済ませた後自分は鍛刀部屋へ向かった
山姥切「資材数はどうするんだ?」
[今日はオール400かな?これって脇差から大太刀まで何でも出る不思議な量だから]
薬研「ちょっとした賭け事みたいで面白いな♪」
[鍛刀なんて全部運だよw]
ピッ
と押した後、鍛刀時間を見て私は目をまぁるくさせた
鍛刀時間
03:20:00
待ぁてえええぇえぇぇえい!!!
レア太刀確定じゃないの!!?
俺運良すぎないか!?まだこの本丸に物吉はおらんぞ!?
薬研「3時間20分?」
長義「確か鯰尾の時は40分だったから太刀辺りか?」
[太刀も何も珍しい太刀がくるよ?中には一期もいるしね]
鯰尾「えっ!?いち兄が?」
やっぱいち兄の存在でかいねぇ〜
すっごく目が輝いてるよ…
早く出してあげたいけどこればかりは運だしなぁ〜
私は早速手伝い札消費していざ顕現⭐︎
膝丸「源氏の重宝、膝丸だ…」
ひ、膝丸ううううううううう!!!?
源氏の重宝!!俺と縁めっちゃある刀来ちゃったああああ!!!
え!?めっちゃ早くね!?ゴメン!まだ髭切来てな…ってあれ?
顕現した時の続きのセリフが聞こえない
もしかして俺が脳内で叫んでる間に遮っちゃっ
ガバッ!!!
[うぉ!?]
待て待て待てぇい!!
なぜに源氏の宝剣ちゃんが俺に抱き着いちゃってんの!?
しかも身体震えていらっしゃいますが一体どうしました!!?
膝丸「君、君…っ!」
[ちょ、ま落ちついて!]
人の事を"君呼び"だなんて雅でいいね、流石平安刀…じゃなくて!
遅れて正気に戻って私から引き剥がそうとしている長義達の姿が見えるけど一向に剥がれる様子ないくらい強く抱きしめられてます
割と息苦しくなってきたんだが?
膝丸「ようやく逢えた…!ずっと、逢いたかった!」
[え…?]
何か某神隠しゲームで聴いたようなセリフだな…
自分とは初対面じゃ…
薬研「アンタ、大将と会った事あんのか?」
膝丸「人の姿をしていなかったから俺の声など聴こえなかっただろうがな」
それに、人にとっては昔の話にもなるから記憶に残っているのかも曖昧な所だが…
と引っ張るのをやめた薬研に答えた言葉に私はハッとなる
まさか・・・
私は膝丸の胸元を軽く押す
私の意思には応えるつもりだったのか大人しく押した分だけ引いてくれた膝丸
うん、いい奴だな。そして約180cmはやはり背ぇ高いねw
[もしかして…]
膝丸「!」
[あの、刀展の…?]
膝丸「おぉ、覚えてくれていたか!」
まぁじかぁ〜あの膝丸なのか〜
ぇ?じゃあ本物の膝丸じゃん、膝丸なんだけどさ
めっちゃニコニコと嬉しそうにする膝丸とは逆に驚きを隠せない自分を許してくれぃ
鯰尾「2人共お知り合いだったんですか?」
[何年か前に有名な刀が集まって観れる展覧会みたいなのがあってね?]
膝丸「その中に俺がいて彼女と会う機会があったのだ」
[まさかその記憶が残ったまま顕現するとは思わなかったけどね?]
でも、その膝丸ならば今言いたいことが1つだけある・・・
[…え〜ガラス越しであっても私の言葉が聴こえてたなら分かると思うけど]
膝丸「?どうした」
[髭切も一緒に展示されているときに観に行けなくてすみませんでした…]
と言いながら深々と土下座する
これはホント、まぁホント自分でも許せなくて…一人ぼっちの時より隣同士で仲良く展示されてる時に観に行きたかった・・・
膝丸「か、顔を上げてくれ!!君にそうさせたくて記憶がある事を述べたわけではない!」
[でも許せなくて…]
膝丸「理由も覚えている!ちゃんと兄者がいる時にも立ち寄ってくれたのだがその時が運悪く休館日とやらで逢いにくる事が出来なかったのだろう?」
薬研「あー休館日な」
鯰尾「大抵月曜ですが、地域などによって異なりますからね〜」
膝丸の口から観に行けなかった理由を知り仕方ないよと同意する鯰尾達
膝丸「…顔を上げてくれ」
[・・・・]
膝丸「俺は君に謝らせたいのではない。感謝しているのだ」
[え?]
膝丸「それも、捉えようによっては勝手だと思われそうだがな」
膝丸が自分に感謝・・・Why?なぜ?
そんな朗らかな笑顔浮かべて、自分の罪深さが深くなっていく気がするんですけど…?
膝丸「あの場所で展示されている間、殆どの人は何も言わず通り過ぎる。何かを言ってるとしても俺の刃が美しいなどと、感想ばかり言っていた」
長義「それが人の見方なんだろうけどね」
膝丸「だが、この彼女は違ったのだ」
"せっかく逢えたのに…短い期間で髭切がいなくなっちゃうなんて悲しいよね?"
膝丸「兄弟刀だというのにそれぞれ別の場所に奉納されている事なども我が事のように悲しそうな顔で言ってくれていた」
長義「確か主は源氏の刀と縁あると言っていたな」
山姥切「ならば共感出来る所が多いのも納得だな」
膝丸「その心から想ってくれている事が嬉しかったのだ…」
だからこうして再び逢えた事をとても嬉しく思い、人の身体を得た事で言葉にして伝える事が出来る
膝丸「俺の気持ちを察してくれてありがとう。勝手ながらに感じたこの恩義、これから始まるであろう戦の為、君の為に我が力を振る舞う事で果たすと約束しよう」
・・・め
めっっっっっっっちゃカッコ良いんですけど!!?
クッソしんどっっっっっ!!!
源氏万歳!!!弟丸万歳!!!
源氏に関連のある家系でよかったよ自分!!
[じゃあ、これからよろしく。って事で良いんだよね?]
膝丸「ああ、何でも言ってくれ。力になろう」
と言い合ってよろしくの握手を交わした
あー!男の手って感じする!!この感覚好こ!!
鯰尾「まさか主さんが土下座するなんて思いませんでしたけど、それほど思うところがあったって事ですよね?」
山姥切「随分慈悲深い主なんだな」
長義「そこらの人間と彼女を一緒にするんじゃないよ偽物くん?」
薬研「お?旦那達、そんなゆったりとしてて良いのかい?」
それぞれ感想を言い合っている中、ニヤリと笑う薬研がボソリと言った言葉に刀剣達の視線が集まる
一体何を言い出すつもりなんだ薬研や…
薬研「あのままじゃ、源氏の旦那に大将を取られちまうぜ?」
「「!!!!?」」
薬研んんんん?????
それは今言うべき事じゃな「「させるかああああああ!!!!」」ぎゃあぁぁぁあああ!!?
案の定やめさせようと山姥切ツインズが襲いかかってくる!
膝丸「…危ないだろう」
それを膝丸は軽い動作で2人の攻撃(?)を私ごとかわす
すっごい緩やかにかわしたよこの子
美しいなぁ、これを雅と言うのかね?歌仙くんや?
膝丸「そんなに勢いよく突っかかってきて、主に怪我をさせてしまったらどうする?」
長義「くっ!大人ぶりやがって!」
口調が荒くなってるぞ長義ちゃんや?
映画のワンシーン見てる感じがして私的にはアリですが←
膝丸「!そうだ主」
[なに?]
膝丸「まだ顕現してから一度も名前を呼ばれてない」
よければ名前を呼んでくれないだろうか?
っておずおずと言って来ちゃってさ〜
何?この膝丸?子犬みたいで可愛いがすぎるんですけど??
[膝丸?]
膝丸「!ああ♪」
うわ、犬だわw誉桜も散っててすっごい嬉しそう
[髭切も出来るだけ早く顕現できるように努力するからね?]
膝丸「気持ちは嬉しいが無理をさせるつもりはない。主のペースでやってくれ」
[優しいね?ありがと膝丸♪]
膝丸「…♪」
これあれだ、今尻尾が見えてたらめっちゃブンブン振ってる奴だ
すっげぇ嬉しそうな顔してるもん
もう!可愛いな膝丸は!!こんな膝丸誰にも上げませんよ!!?
その後山姥切ツインズが"俺も呼んでくれ!"って謎の張り合いになってしばらく名前を呼ぶ流れになった私と
その様子を可笑そうに見る粟田口組だった
