先輩の私と後輩の君
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「あのさ先輩」
「?」
「好き」
「ん?」
「俺、先輩の事好きかも」
「かも?」
先ほどの私の話を聞いたのに告白してくるレノの神経が分からない。それも酷く曖昧な告白だ。
「俺、今の先輩の話聞いてすっげー分かるって思って」
「うん」
「俺もなんとなく同じで」
「そう」
「だから…」
「だから?」
「試しに一線、越えさせて?」
耳元で囁くように言われた刹那、レノに唇を奪われる。
ちゅ、ちゅ、と音を立てながら深く貪るようにキスをしながらやんわりと腰の辺りを抱き寄せられる。
一瞬、このまま流されるべきか悩んだが私もレノの首に腕を回して応えることにした。
失恋直後、先輩・後輩、酒の席。
一晩の過ちにするには申し分無い口実が転がっている。
どうでもいい事を深く考えるのが面倒だった。
何より、今夜の私は欲に溺れてしまいたい気分だった。
「んー…良いよ?」
離れた唇を最後にペロリと舐め、挑発するような視線を送る。
「…ははっ、俺マジでやばいかもしんない」
「じゃ、ベッドあっちだから」
レノの手を引き寝室へと向かう。