抱き抱えられベッドに優しく下ろされると濡れきった服を脱ぎ捨て、
「もう今更やめねーから」
と名前ちゃんに再び深く口付ける。

いつもの飄々としたレノとはかけ離れた欲情に駆られたその姿に、名前ちゃんもどんどん煽られていく。

「…は、いっ…いっぱい、気持ち良くさせて下さい…っ」
少し潤んだような、熱を秘めた瞳で見つめ返し、名前ちゃんはレノに身を委ねた。


首筋、鎖骨とレノの舌が這っていき、名前ちゃんの胸へとたどり着く。
可愛らしく主張する乳首を避け、焦らすようにまずはその周りをじっくりと堪能する。
唇と右手で胸を責めると同時にそっと左手で内腿を撫で上げる。

「…ぁっ、…ん…」
名前ちゃんの小さく可愛らしい喘ぎが漏れる。

じわじわと感度を上げられるような優しいレノの愛撫が酷くもどかしく感じた名前ちゃん。
ぐ、と自分の胸を押しつけるようにレノの口元へ持っていき、

「先ぱ…、お願い、…ここ…っ！」

ぎゅっと目を瞑り、顔を真っ赤にしながらも快感を求める可愛い名前ちゃんの姿にレノの口元が自然と緩む。

名前ちゃんの希望に応えるようにきゅっと乳首を摘んでやれば、甘い声と共に感度を高めたその体が快楽に跳ねる。

「あぁ…っ！んっ、…んぁ、あっ…」

吸われたり摘まれたり、レノの唇と指先で弄られるたびに名前ちゃんの嬌声が上がる。