残業の罠
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ーーーーパタン、と仕事の邪魔にならないよう静かにバスルームの扉を閉め、ふぅ…と軽く溜め息を吐く。
(あー!もう!一人で妙に意識しちゃって恥ずかしい!)
先輩は純粋に好意で部屋を取ってくれただろうに、と警戒感を露わにしてしまった自分を諌めた。
(そもそも先輩って結構遊んでるって噂だし、わざわざ私みたいな後輩と〜なんて有り得ないよね!私は早いとこシャワー浴びて寝ちゃおう)
心の中で自分に言い聞かせながらシャワーをひねる。
その時、バン!と勢いよくバスルームの扉が開く。
「!!!!??」
びっくりして名前ちゃんが振り返るとそこにはレノの姿があった。
「ちょ、ちょ、先輩っ…?」
出しっぱなしのシャワーの下、スーツもワイシャツも濡れるのも気にせず、レノは壁に名前ちゃんを押し付けて深く口付ける。
「んぅ……っ!?」
深く深く舌を絡めたり、時には上あごを擦られ、思わず腰の辺りが疼いてしまうような熱っぽいキスだった。
ようやく唇が解放されると、とろりと名残惜しそうにお互いの舌先から糸が引いていた。
いきなりの展開に混乱する名前ちゃんにレノは、
「…ずっとこうしたいと思ってた」
欲情の色をその瞳に滲ませながらレノが名前ちゃんの腰を抱き寄せ、主張する自身を軽く擦る。
「ちょ…っ、せんぱ…」
レノの性急なアピールにゾクゾクと欲情を煽られる。
つつ…と脇腹、太ももと順に体のラインをなぞり、内腿から徐々に秘部へとレノの指が伸びてきた所でその手に指を絡め、自然に静止させる。
「…先輩、もしかして……いつもこの手口です?」
悪戯気味に笑う名前ちゃんにレノは
「まさか。こんなんお前が初めてだぞ、と」
観念したように返す。
想定外の返答に少しびっくりした様子の名前ちゃんの耳元に顔を寄せ、
「お前と、セックスした過ぎておかしくなってる」
と囁く。
レノの首元に名前ちゃんの腕が回される。
言葉は交わさずとも、十分だった。